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新人体験記1「install.wimがない!?」

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#そもそもinstall.wimとは
新人の自分はこっから始まりましたので一応書いときます。
なので「そんなん知ってるぜ」って方は読み飛ばしてください。
結論から言うとWindowsのインストールイメージです。
そんなこと言われてもという人がいると思うので追記しますと、インストールイメージとはほとんど読んで字のごとくなのですがインストールをするためのデータ、コードetc...といったところです。

#この問題にぶち当たった流れ
Windows展開サービスの勉強がてらブートイメージとインストールイメージをISOファイルから取り出そうとしたのですが、まず「そういえばISOイメージってどうやって作るんだろ」となりMicrosoftのそれっぽいページを探しました。
そしたら親切なことにWindows10においてはMicrosoftさんがWindowsのOSをISOにする専用ツール的なのを出していることが分かり、即刻インストール。(そんなのどこにあるの?って思ったひとは⇒こちら)
無事ISOファイルを得ることができwindows展開サービスも触って、いざインストールイメージをwindows展開サービスに登録するぞ!!っとなって新人に電撃が走る、、、

install.wimないやんけー!!!!!

install.wimやboot.wimは普通ISOファイル直下のフォルダであるsourceの中に入っているのですが、boot.wimは普通にあったのにinstall.wimがありません、、、その代わりに何やら似ているファイルinstall.esdというファイルがありました。
こうなったら手詰まりだなぁなんて思って、ググってみたら偉大なQiitaに居る先人がesdをwimにする方法を書いているではありませんか!!それを参考にしてみたら無事できたのでその手順をここでも紹介しようと思います。
(参考:SkyLaptorさんのありがたかった記事)

PowerShellを起動して下記のコマンドを実行します。

PowerShell
Dism /Get-WimInfo /WimFile:{ESDファイルパス}

ここではinstall.esdのファイルに入ってるインストールイメージは何がありますか?情報をコンソールに表示してくださいというコマンドを実行しています。

ここで注意しなければならないのはフルパス指定でしっかりと最後までinstall.wimというとこまで{ESDファイルパス}のところに入れましょう(決してここでエラーが出たとかそういうのじゃないんです。イヤ本当に。)

これを実行すると次のような画面になります。

PowerShell
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: XX.X.XXXXX.X

イメージの詳細: {ESDファイルパス}

インデックス: 1
名前: Windows 10 Home
説明: Windows 10 Home
サイズ: 14,980,100,861 バイト

インデックス: 2
名前: Windows 10 Education
説明: Windows 10 Education
サイズ: 15,259,815,851 バイト

インデックス: 3
名前: Windows 10 Pro
説明: Windows 10 Pro
サイズ: 15,260,386,568 バイト

操作は正常に完了しました。

注目してもらいたいのはインデックスの番号です。
この番号は後で使いたいので覚えておく必要があります。

そして最後に下記のコマンドを実行します。

PowerShell
Dism /Export-Image /SourceImageFile:{ESDファイルパス} /SourceIndex:{インデックス番号} /DestinationImageFile:{WIMファイルパス} /Compress:max /CheckIntegrity

{ESDファイルパス}は先ほどのコマンドと同じで、{インデックス番号}は先ほどのコマンドの実行結果で出てきたもの、{WIMファイルパス}は自分で好きな場所と名前を指定し最後に.wimとつけたものにしてください。(.../install.wimという形にした方が良いと思います。)そうすると処理が始まり、完了の旨のメッセージがPowerShellに表示されたら完了です。
サーバースペックにもよりますが意外に時間がかかります。

#この現象で考えたこと
参考元のSkyLaptorさんによると

ESDが入っているメディアはイメージ作成ツールで作成したisoがほとんどだと思う。

だそうです。
更に

install.esdとは複数のwimを高度に圧縮した形式

のようできっとMicrosoftのエンジニアさんたちが「ISOファイルにそのまま複数のwimファイル入れるんだったら、その複数のwimファイルをぜーんぶesdって形にして圧縮したほうがISO作成ツールの処理が早くなるんじゃね?」となったのでしょう。(もちろん想像ですが)

それと

この方法で取り出したinstall.wimと正規(VL版)のinstall.wimは厳密にいうと別物らしいので利用は自己責任で

ということでもあるのでもしかしたらwindows展開サービスを使う時とかはやらない方が良いのかな?とか考えました。(もう使っちゃってるけど)
以上、ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
自分が新人だと感じる限り、この新人体験記シリーズは気が向けば投稿します。

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