概要
カタログファイルを作成しようとしてinstall.wimをDVDの中から探すとinstall.esdしかない時がある。
install.esdとは複数のwimを高度に圧縮した形式らしいので、やろうと思えば必要なinstall.wimを取り出すことができる。
ESDに含まれているイメージを確認する
install.esdが入ったWindowsインストールメディアをセットして、install.esdの中に何のイメージが含まれているのか確認する。
PowerShell
Dism /Get-WimInfo /WimFile:{ESDファイルパス}
実行例:
PowerShell
Dism /Get-WimInfo /WimFile:D:\sources\install.esd
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.14393.0
イメージの詳細: install.esd
インデックス: 1
名前: Windows 10 Pro
説明: Windows 10 Pro
サイズ: 14,750,981,556 バイト
インデックス: 2
名前: Windows 10 Home
説明: Windows 10 Home
サイズ: 14,610,278,470 バイト
インデックス: 3
名前: Windows 10 Education
説明: Windows 10 Education
サイズ: 14,245,569,223 バイト
操作は正常に完了しました。
ESDからイメージを取り出す
どのイメージを取り出すか決めたら、対象のイメージを指定して取り出す。
PowerShell
Dism /Export-Image /SourceImageFile:{ESDファイルパス} /SourceIndex:{インデックス番号} /DestinationImageFile:{WIMファイルパス} /Compress:max /CheckIntegrity
Windows10 Proのinstall.wimを取り出す例:
PowerShell
Dism /Export-Image /SourceImageFile:D:\sources\install.esd /SourceIndex:1 /DestinationImageFile:C:\install.wim /Compress:max /CheckIntegrity
この方法で取り出したinstall.wimと正規(VL版)のinstall.wimは厳密にいうと別物らしいので利用は自己責任で。
ちなみにESDが入っているメディアはイメージ作成ツールで作成したisoがほとんどだと思う。VLSCからダウンロードしたメディアには普通にinstall.wimが存在する。