Teachable machineは無料の監視カメラになるのか
こんにちは。
今回、社内で常駐しているベンダーさんの執務室に監視カメラがない自部署の課題に対して
Teachable machineを使って解決できないか試してみました。
そもそも何故カメラが設置されていないのかというと、
ベンダーさんの執務室が元会議室を改造して使っているためなのですが、
万が一、自分の知らぬところでサービス残業やトラブルが発生したら大問題です。
でも勤務状況をチェックするための監視カメラの設置予算がない…
そこで、機械学習モデルを簡単に作成できるTeachable Machineを使えば無料の簡易監視カメラができるのではないか?という仮説に基づき、今回作成を行ってみました。
完成がコチラ。
ミニチュアハウス
=執務室
羊の置物
=人
と見立てて、執務室内に人がいる場合は「残業している者がいる」という
結果を出力しています。
この結果を定期的に会社携帯に通知できないか試してみます。
ちなみに…流石に実際の執務室を撮影することはできないので
実家で眠っていたシル●ニアファミリーで代用しております。
1.今回使用したもの
- Teachable Machine
- Node-RED
- WEBカメラ(iPadにアプリをインストールしWEBカメラ化)
2.Teachable Machine
まずTeachable Machineのサイトにアクセスします。
画像プロジェクトから「残業者あり」と「残業者なし」の二つのクラスを作成。
500枚程度撮影した後、トレーニングボタンを押下し、
モデルをエクスポートします。
3.Node-RED
次に、Node-REDを使用してTeachable Machineを動かします。
作成にあたり、以下のノードを追加しました。
- node-red-contrib-teachable-machine
- node-red-contrib-browser-utils
- node-red-contrib-image-output
- node-red-contrib-usbcamera
4.動かしてみよう!
追加したノードから「camera」のノードを「Teachable Machine」のノードにつなげてデプロイ。
問題なく判定できました。
しかしながら、業務中にNode-REDを立ち上げて撮影するのは不可能です。
そのため、「inject」ノードから定期実行を設定し、
実行を受けた「usbcamera」ノードを通じて判定をしようとしたところ
問題が発生(下記)
Teachable Machineが動かないッピ…
Teachable Machineが「ready」の状態から微動だにしないため
ログを確認したところ「"Error: SOI not found"」というエラーが出ておりました。
「usbcamera」のノードで取得した画像を認識してくれていない?ように見えます。
まだ解決できていないため、引き続き調査中です。
Teachable machineは無料の監視カメラになりそう!
ここまで作ってみて、私自身がNode-REDを使いこなせていないだけで
Teachable Machineは無料の監視カメラになり得そうな
希望のようなものは見えたような気がします。
また、結果をTeamsやLINEに送ることもできそうです。
Node-REDにこだわらずTeachable Machineとアプリの組み合わせをこれからも勉強していきたいと思います。