2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

New Relic Insights の NRQL の Facet 句がパワーアップ

Last updated at Posted at 2017-12-07

New Relic Advent Calendar 2017 7日目。どんどん公開時間が遅くなっている今日このごろ。

今日は時間がないので、小ネタですます。

本日(2017年12月7日)、New Relic ブログで 「[翻訳] New Relic Insights の NRQL クエリの Facet 句で複数属性をサポート開始」とい記事が公開されました。

ということで、新たに追加された Facet 句の複数属性サポートについて紹介する。

その前に、New Relic Insights はあまり使われているイメージないので、そっから紹介。New Relic Insights は、New Relic APM とかの製品が集めたデータをテーブルみたいな扱いにして、それに対して、NRQL という SQL チックなクエリを書いて、問い合わせて、その結果を見るというもの。で、そのクエリと結果を事前に用意しておくことで、複数の結果を1つのダッシュボードで見ることができる。まぁ、New Relic が集めたデータに対するダッシュボードサービスだと思ってもらえればと思う。

(New Relic Insights について気になる方はこちらをご覧ください。

で、NRQL というクエリ言語に、SQL チックというだけあって同じような構文を使える。簡単な NRQL の例はこんな感じ。

Select count(*) From PageView Where pageUrl = "http://example.com/register"

なんとなくわかるよね。PageView というテーブルから URL が "http://example.com/register" のページビュー数は? というクエリ。(ちなみに、期間指定していない場合は、直近1時間のデータということになる)。PageView というのは、New Relic Browser が集めたデータが入っている。APM が集めたトランザクションデータは、Transaction に入っている。pageUrl はカラム名で、デフォルトでパフォーマンス等に関わる様々なカラムが用意されている。さらに、カスタム属性というのを使うと、任意のカラムも追加できる。これが便利。

で、今回の Facet の話。Facet ってのは SQL にないように思うけど、同じ意味なのが、Group By。つまり、指定した属性でグルーピングしてくれる。さっきの例を使うと、以下のようになる。

Select count(*) From PageView Facet pageUrl

これを実行すると、以下のようにページURL毎に直近1時間のページビュー数を表示してくれる。

スクリーンショット_2017-12-08_0_03_30.png

なんとなくわかっただろうか。で、ここまでは以前もできた。

で、ここからさらに、URLごとのブラウザ種別の違いを見たいとする。つまり、http://example.com/hoge の Chrome と Firefox の差とかを URL のページビュー数の多い順にみたい。このように、2つ以上の軸で、グルーピングすることはできなかった。

で、今日くらいからそれができるようになったらしい。以下のように、userAgentName を追加して、実行する。

Select count(*) From PageView Facet pageUrl, userAgentName

スクリーンショット_2017-12-07_23_58_18.png

こんな感じで、URLだけでなく、URLとブラウザの組み合わせで、ページビューがわかるようなった。これで、同じ URL でもどのブラウザからのアクセスが多いのかわかるようになった。

こんな感じで、今回は2つだけ指定したけど、3つとか、もっと多く指定することもできる。これによって、よりきめ細やかにデータを見ることができるようになる。

ということで、是非、Insights を活用してパフォーマンス分析にしてみてください。

NRQL をもっと知りたい方用の情報

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?