2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Fedora 24 ServerにsSMTPをインストールしてGmailを踏み台にする

Last updated at Posted at 2016-10-24

やりたいこと

定番メールサーバといえばsendmailだけども
設定ファイルがイケてないので、sSMTPを使うことにした

用途としては、簡単な自動通知メールの送信。

また、OB25Pを回避するためにGmailを踏み台にしてメールを送ることにする。

sSMTPって何?

sendmailがいわゆるメールサーバ(デーモン)であるのに対し
sSMTPは、単なるメール配送プログラム。

機能も限定的(キュー管理が出来ない等)だが、
sendmailに比べると設定ファイルの可読性や簡単さが雲泥の差。

インストールすると、sendmailに成り代わる。

動作確認環境、使用ライブラリ等

  • Fedora 24 (Server Edition) 64bit
  • ssmtp-2.64-16.fc24.x86_64
  • 踏み台にするGmailアカウント

下準備

踏み台にするGoogleアカウントにログインした状態で下記URLにアクセスし
「安全性の低いアプリのアクセス」を「有効」にする。
https://www.google.com/settings/security/lesssecureapps

「安全性の低いアプリがアカウントにアクセスするのを許可する」ヘルプページ
https://support.google.com/accounts/answer/6010255?hl=ja

この設定を忘れると、

Authorization failed (534 5.7.14  https://support.google.com/mail/answer/78754 - gsmtp)

というエラーがmaillogに出続ける。

インストール作業


# dnf install ssmtp

以上

設定作業


# vim /etc/ssmtp/ssmtp.conf

ssmtp.conf

root=YOUR_GMAIL@gmail.com

mailhub=smtp.gmail.com:587

# Auth
AuthUser=YOUR_GMAIL@gmail.com
AuthPass=YOUR_GMAIL_PASSWORD
AuthMethod=LOGIN

RewriteDomain=gmail.com

Hostname=localhost

FromLineOverride=NO

UseTLS=YES
UseSTARTTLS=YES
TLS_CA_File=/etc/pki/tls/certs/ca-bundle.crt

必要最低限の項目だけ列挙

簡単な解説

Gmailの認証情報を渡してあげることにより、ユーザに成り代わってメールを送るイメージ?

FormLineOverrideを「YES」に設定することによって送信元を偽装できるようになる(らしい)。
YESで有効になるのか無効になるのかよくわからないからmanで調べた。

FromLineOverride
     Specifies whether the From header of an email, if any, may override the default domain.  The
     default is “no”.

YESで上書き可能になるようだ。

所感

sendmailのdnl無双と比べると超見やすいし分かりやすい。
しかし逆に言うと、出来ることも少ない。

confファイルにGmailのパスワードを平文で書かないといけない。
いくら簡単っていっても平文ってどうよ? というのはある。
安全な環境でだけ使うようにしたい。

また、「安全性の低いアプリのアクセス」を許可することにより Gmailの安全性低下するようなことが書かれていたので
基本中の基本ではあるが、パスワードの使いまわしは止め、推測されにくい複雑なパスワードを設定するべし。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?