はじめに
グローバルIPアドレス持った常時起動し続けてる仮想マシンを作りたい。
GCP は Always Free の制限内であれば、無償でインスタンスを作れる。
GCPで起動しっぱなしにできるインスタンスの作り方をまとめておく。
GCP の無償枠は?
執筆時点、次の2つがある。
- Always Free プロダクト
- $300 分の無料クレジット
前者は常に無償で、後者は登録から12カ月はクレジットがあるもの。
公式はこちらで、
Always Free の詳細条件は、このあたりやこのあたりにある。詳細条件をざっと見る限り、おおよそ特別なことをしない限りは対象になるように見える。
どの程度の量が無料か?
今回の目的だと Compute Engine を見ればよい。
- インスタンスは f1-micro で 1 つ。
- リージョンは次のいずれかであればよい。
- オレゴン: us-west1
- アイオワ: us-central1
- サウスカロライナ: us-east1
- HDD は 30GB まで。
- ただし、北米から北米外へのトラフィックは上限1GBとなる。
複数リージョンで時間で合算とあるので、1か月間常時動かすという前提がある場合、いずれかのリージョンで1台までに見える。
何を選ぶか?
リージョンはus-east1が無難だと思う。速度や遅延やリージョンの信頼性など気になるところがあるが、日本からのアクセスを考えると東かなと。実測まではしていない。
インスタンスの作り方は?
- Compute Engine
- VMインスタンス
- 名前: inst-gcp-useast1-1
- マシンタイプ: f1-micro (1vcpu, 614MB)
- 標準の永続ディスク: 30GB
- ブートディスク: Debian GNU/Linux 10 (buster)
- VMインスタンス
30GBのスナップショットをとると、スナップショットの無償分5GBを活用できないが気にしない。
課金アラートの設定は?
- お支払い
- 予算とアラート
- 名前: GCPの予算
- 範囲: すべてのプロジェクト
- プロダクト: すべてのサービス
- 金額
- Budget type: 指定額
- Target amount: \1
- アクション
- 予算の割合: 100%, 金額: \1, トリガー対象: 実値
- 予算とアラート
以上