【Mac】標準機能だけでストレージが50%を切った話🐱
「容量不足だから掃除アプリを入れる」← これ、本末転倒じゃないですか?
Macのストレージ容量が90%を超えて警告が出始めると、焦って「Mac クリーンアップ アプリ」とかで検索しがちですよね。
でも、「ゴミを捨てるために、新しい荷物を家に入れる」 って、よく考えたら本末転倒な気がしませんか?
変に高機能なアプリを入れなくても、Mac標準の機能とちょっとした手作業だけで、90%超 → 50%以下(約200GBのダイエット) に成功しました。
自分自身そうですが、Macの操作などに慣れておらず「どこから手をつけたら良いかわからない」という人や、「ストレージが肥大化して訳がわからない」という人向けに、私がやったことを共有します。
1. 敵を知る
特別な解析アプリは要りません。Mac標準の Finder があれば十分です。
- Finderを開く
-
Shift+Cmd+Gを押す(「フォルダへ移動」が出ます) - 調べたい場所(まずは
~/Libraryなど)を入力して移動 -
Cmd+Jを押す(表示オプションが出ます) - 「すべてのサイズを計算」 にチェックを入れる
これだけで、フォルダの横に「本当のサイズ」が表示されます。これで「えっ、このフォルダこんなに大きいの?」という犯人を見つけます。
計算には少し時間がかかりますが、サイズ順に並べて上から確認していくだけでかなりの容量削減になります。
2. キャッシュの掃除(~/Library/Caches)
アプリが一時的に保存しているデータ(キャッシュ)置き場です。
ここが数GB〜数十GB単位で膨れ上がっていることがよくあります。
-
やったこと:
~/Library/Cachesの中身を見て、明らかに不要そうなものを削除。
※注意: 基本的には一時ファイルなので消してもまた生成されますが、ログイン情報などが切れるアプリもあるかもしれません。不安な方は「明らかに容量がおかしいフォルダ」だけ狙い撃ちしましょう。
3. Docker Desktop
今回一番の衝撃だったのがここです。
サイズを確認したところ、Docker関連のファイルが「500GB」近くになっていました。
「そんなに使っているはずがないのに…」と原因を探ったところ、Docker Desktopの設定に問題がありました。
-
原因:
Disk usage limit(ディスク使用量の上限)が 最大値の460GB に設定されていた。
どうやら、実際にはそこまでデータを使っていなくても、設定上の上限いっぱいまでディスクイメージの領域が確保されてしまう(またはOS側からそう認識される)状態になっていたようです。
解決策
設定画面から、この制限を現実的なサイズに縮小しました。
- Docker Desktop > Settings > Resources を開く
- Disk usage limit のスライダーを確認
- ここを 24 GB (または自分の作業に必要なサイズ)まで下げる
- 「Apply」を押す
これだけで、確保されていた「見せかけの巨大領域」が解放され、数百GB単位で空きが出る可能性があります。
4. Xcode
iOSアプリ開発をしていると、検証端末(Simulator)が知らぬ間に増殖しています。
今回確認したところ、iOS 18系のシミュレータが1端末あたり約7GB も容量を食っていました。
「いつか使うかも」と思って残していても、結局使うのは最新の数機種だけです。これらが積み重なって数十GBを占拠していたため、以下の手順で削除しました。
方法1:画面から確実に消す
- Xcodeを開く
- 上のメニューバーから
Window>Devices and Simulatorsを選択(またはShift+Cmd+2) - 「Simulators」 タブをクリック
- 左のリストから、使っていない端末(例: iPhone SE 第2世代の古いOS版など)を選択
- 右クリック(または
Deleteキー)で Delete
方法2:コマンド一発で「使えないやつ」を一掃する(おすすめ)
古いランタイムが削除されたりして「もう使えなくなったシミュレータ」がゴミとして残っていることがあります。これらをターミナルから一括削除するコマンドが便利です。
$ xcrun simctl delete unavailable
これを実行するだけで、無効なシミュレータのキャッシュが一掃され、私の環境ではこれだけで数十GB空きました。
5. Homebrewの断捨離(AIに聞くのが早い!)
パッケージ管理ツールのHomebrewも、「昔なんとなく入れたけど、今は使っていないツール」が大量に眠っていました。
手順①:インストール済みリストを表示
まず、何が入っているかを確認します。アプリ(Cask)とツール(Formula)の両方を見ます。
$ brew list
手順②:AIに投げて選別する
正直、名前を見ただけでは「これ何だっけ?」となるものが大量にありました。 そこで、出てきたリストを全部コピーして、GeminiやChatGPTに投げました。
プロンプト例: 「以下のHomebrewパッケージリストを見て、それぞれの用途を1行で教えて。Web開発をしてるけど、不要そうなものはある?」
こうすると「これは動画変換ツールです」「これは古いバージョンのPythonです」と教えてくれるので、安心して削除できました。
手順③:削除 & 「周辺のゴミ」も根こそぎ消す
普通にアンインストールするだけだと、アプリの設定ファイルやキャッシュがMacの奥深くに残ってしまいます。 そこで、魔法のオプション --zap を使います。
アプリ(Cask)を消す場合:--zap
これを使うと、アプリ本体だけでなく ~/Library などに散らばった関連ファイルもまとめて消し去ってくれます。
# 設定ファイルごと根こそぎ削除
$ brew uninstall --zap --cask アプリ名
ツール(Formula)を消す場合:autoremove
CLIツールなどの場合は、本体を消した後に「もう誰も使っていない依存ライブラリ」を一括削除します。
# ツールを削除
$ brew uninstall パッケージ名
# 依存関係のゴミを一掃
$ brew autoremove
最後に、以下のコマンドで古いバージョンのインストーラーなどを削除して完了です。
$ brew cleanup
6. 最後に「再起動」(結局これが一番大事!)
いろいろ削除してゴミ箱も空にした後、最後にMacを再起動しました。
実はこれが一番効果がありました。
衝撃の結果
- 再起動前: 設定画面で見ると「macOS」が 80GB 超え
- 再起動後: なぜか 23GB まで減少
Macはずっと起動したままだと、システムが一時的に使うファイル(スワップやログなど)を抱え込みがちです。
手動でファイルを消した効果と合わせて、再起動によってシステム内部の整理整頓が走り、結果的に大幅なダイエットになりました。
まとめ
結果:90%超 → 50%以下!!
怪しいクリーンアップアプリをインストールする前に、まずは以下の3ステップを試してみてください。
- Finderの「サイズを計算」で犯人を特定して消す
- 開発ツール(XcodeやDockerなど)の設定を見直す
- 最後に再起動する
「macOS(システムデータ)」が肥大化している人は、掃除後の再起動をお忘れなく!

