0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

【Azure/NetworkEdge/Metal】AzureとベアメタルサービスをNetworkEdgeで閉域接続②

Last updated at Posted at 2021-11-15

今年日本にローンチされた仮想ネットワークサービスNetworkEdgeを利用して、Microsoft AzureとBMaaS(Baremetal as a Service)であるEquinix Metalを接続してみました。
NetworkEdgeを利用することで、物理機器を導入することなくAzureとベアメタルサーバ環境をプライベート接続できます。

NetworkEdge、EquinixMetalについては以下リンクを参照ください。

・NetworkEdge
・Equinix Metal

====

====

環境構成図・論理設計

ざっくりとした構成図・論理設計は以下です。
こちらに基づき構築していきます。

image.png

Azure環境の構築

Azure側環境を以下表の通り構築します。

リソース種別 用途 備考
Virtual Network (VNet) AzureVM用NW Subnet3つ
Network Security Group (NSG) AzureVM用NWのサブネットに割当 Metal側サーバNWからの通信を許可
Azure Bastion AzureVM接続用サービス
Express Route 閉域接続用 SKUはStandard,接続申請はFabric側VC作成から開始
Virtual Network Gateway (VNGW) AzureVM用VNetとExpressRoute接続用 ↑で作成したVNet内に作成
VNGW-Connection ExpressRouteとVNGW接続用リソース
VirtualMachine (AzureVM) 通信検証用VM OSはUbuntu18.04-LTS

Azure構築については本記事の趣旨から外れますが、Terraformを使うとサクッと構築できます。
※今後機会があれば記事にします。
Express Routeリソース作成後は、後ほど使用するため"サービスキー"を控えておきましょう。
image.png

Network Edge側でVC作成

Azureデプロイ時に出力された、ExpressRouteサービスキーを利用して、Equinix Fabric/Network Edge側に**Virtual Circuit(VC/仮想回線)**を構成します。

前回構築したNetwork Edgeデバイス画面から[接続の作成]を開始します。

image.png
image.png
image.png

"接続先"入力フォームへ、Azure側で発行されたExpressRoute サービスキーを入力します。

image.png

設定後、以下サマリー表示となった状態で次画面へ進みます。

image.png

プライマリ/セカンダリの回線名の入力、ピアリングタイプはPrivateを選択します。

image.png

設定後、レビュー画面の状態を確認し、作成に進みます。
image.png

デバイス作成後、仮想回線の詳細画面でBGP設定情報を入力・承認操作を行います。

image.png
image.png

設定後しばらくした後、BGP設定欄が有効→設立となれば接続済/BGPセッション確立となります。

image.png

Azure側でExpressRouteピアリング画面から、ARPレコード/ルートテーブルを表示してみます。
Azureから見た対向側のIPでNetworkEdgeのMACアドレス/IPが表示されている事が確認できます。
image.png
image.png
今回の作業は以上になります。

次回はEquinix Metal環境の構築/接続と、全体的な通信動作確認を行います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?