1. はじめに
GitHubの草は、日々の活動が可視化されるため、開発の励みになる存在です。
そんな草が、ある日突然大幅に減っていて驚いたことはありませんか。
本記事では、私がうっかり GitHub のリポジトリを削除したことで草が消えてしまい、焦って調べた内容をまとめます。
同じ状況にならないための参考になるとうれしいです。
2. 事象:Githubの草が突然消えた
ある日 GitHub の Contribution グラフを見ると、明らかに以前より草が減っていました。
特に特定期間の草がほぼゼロになっていて、いつの間にか活動していなかった人のような見え方に。
疑問に思って履歴を振り返ると、直前に 自分で所有していたプライベートリポジトリを削除した ことを思い出しました。
念のため補足すると、ここでいう「草」とは GitHub の Contribution グラフ上で表示される活動量を可視化したものです。
3. 原因:リポジトリ削除によるContributionの消失
調べたところ、GitHub の Contribution は以下の条件を満たしたコミットのみが草として表示される仕組みになっています。
- 自分がオーナーまたはコラボレーターのリポジトリであること
- デフォルトブランチまたは gh-pages ブランチへのコミットであること
- コミットが GitHub 上で記録されていること
ここで問題になるのが、一つ目の条件です。
リポジトリを削除すると「そのリポジトリで行ったコミット」が GitHub 上から消えるため、過去の Contribution も一緒に消えてしまいます。
つまり、リポジトリ自体が存在しない以上、そのコミットを草として数えることができなくなるということです。
4. 再現フロー
今回の流れをシンプルにまとめると以下のようになります。
削除した瞬間は何も気づきませんが、Contribution の仕組みを理解していると納得できます。
5. 対処方法
90日以内であれば削除したリポジトリも設定から復元できるので復元しましょう。
そうすると草が復活します。ちなみにアーカイブにしたら草は消滅しない説もありますが、私が試した限り消滅しました。
6. 学んだこと
今回の経験から、GitHub の Contribution がどのように計算されているかを理解できました。
特に「リポジトリ削除が草に影響する」という点は意外と盲点で、知らずに消してしまうと活動履歴の可視化に影響が出ます。
また、コミット履歴は開発者としての成長の指標でもあるため、消えて困るような履歴は安易に削除しないことが大切だと感じました。
6-1. プライベートでも残す
不要だと思っても、草に関わる作業が含まれるならプライベートのまま残しておく方が安全です。
6-2. コミットの記録方法を見直す
Contribution を維持したい場合は、個人用のリポジトリや活動用の統合リポジトリなど、削除しない場所にコミットする運用も検討できます。
7. まとめ
本記事のポイントを簡潔にまとめると以下のとおりです。
- GitHub の草はリポジトリ削除によって消える
- Contribution は GitHub 上に存在するコミットのみが対象
- リポジトリ管理には運用ルールを設けておくと安心
同じように草が急に減って焦った方の参考になれば幸いです。
