使用する OS や、言語、フレームワークなどを選ぶ際に、どのバージョンを選ぶかは、技術選定において大事なトピックの一つです。
大抵のメジャーな、OS・言語・フレームワーク等では、Long Term Support (LTS) バージョンが定義されていて、特にこだわりがないユーザーは「最新の LTS バージョンを使う」ことがベストプラクティスとされている事が多いと思います。
これまで Deno では、どのバージョンがいつまでサポートされているのか特に厳密に議論されておらず曖昧な状態になっていましたが、Deno 2.0 リリースのタイミングで、Deno の LTS のプランが以下のように定義されました。
Deno は6週間毎にマイナーバージョンがリリースされるのですが、2.1 を始めとして、5マイナーバージョン(約7ヶ月)毎に、LTS サポートがされるバージョンとなります。具体的には 2.1, 2.6, 2.11, ... が LTS となります。
そして、先月 Deno 2.1 がリリースされ、このバージョンが Deno の最初の LTS バージョンとなりました。2.1.x 系には移行6ヶ月間、新機能は乗らずバグ修正が継続的に当てられる運用になります。
企業で Deno を使う場合など、より安定性が求められる場面では最新バージョンよりも LTS バージョンの使用を検討しても良いかもしれません。
Happy stable engineering!