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DenoAdvent Calendar 2019

Day 9

Deno にコントリビュートする (2)

Last updated at Posted at 2019-12-08

Deno (ディーノ) Advent Calendar 9日目の記事です.

昨日の記事では Deno 本体にコントリビュートする方法を解説しましたが, Deno 本体に PR を投げることだけがコントリビュートではありません. 本記事では Deno 本体以外で Deno にコントリビュートする方法を紹介します.

Deno のホームページ

Deno のホームページのソースコードは以下のコマンドで clone 出来ます.

git clone https://github.com/denoland/deno_website2.git

Deno のホームページは一般的な React プロジェクトです. 通常の React プロジェクトと同様に実行することが出来ます.

cd deno_website2
yarn
yarn start

デザインで気になった点, 表現で気になった点など, ホームページ で気になった点を修正して, PR を投げてみましょう. またホームページの issue もあるため, そちらを解決するのもおもしろいかもしれません.

アイコン

@hashrock さんが下の Deno のアイコンをコントリビュートしたことは Deno コミュニティの中では有名です. 公式ドキュメントの中でも使われています.

@tanakaworld さんの下の Deno アイコンも公式アイコンとして Deno コミュニティに受け入れらています. 公式ドキュメントや, カンファレンスでの発表資料などで使われています.

画力に自信のある人はこういうコントリビュートの仕方もあります.

3rd パーティライブラリ

https://deno.land/x/ という URL に行くと Deno の 3rd party モジュールが列挙されています. ここは Deno のための (とても小さな) npm のようなページで, Deno で書かれた任意のライブラリはここに載せることが出来ます.

このリストに自分のライブラリを追加したい場合は こちらの JSON ファイルに対して PR を投げて, 自分のライブラリの情報を追加してください. Deno エコシステムに貢献したことになります. なお, ここに載せられるための条件はかなりゆるくて, 相当特殊なライブラリや, 作った本人以外必要としていないようなものでも, ほぼリジェクトされることはありません. 勇気をもって PR を投げてみましょう. (ただし, 標準ライブラリにすでにある機能と全く同じ機能や, あまりにも自明なものなどは, なぜそれが必要なのか, という議論になる場合もあります.)

コードリーディング

コードリーディング記事をまとめることも立派なコントリビュートです.

日本語では過去に以下のようなコードリーディング記事が上がってきています.

Denobook 02 の Leko さんの記事が最も最新の内容に近いですが, それ以降も微妙に変わってきているため, 上記を踏まえた最新のコードリーディング記事が出てくると, Deno コミュニティに大きく貢献したことになります. また, エントリポイント/イベントループとは別の箇所 (deno_typescript や, ts で実装されている API, tools 周りなど) に焦点を当てたコードリーディング記事なども面白いかもしれません.

チャットに参加

上の URL から, deno の日本コミュニティの slack に参加できます. #random チャネルなどで Deno に対する質問/意見/感想を述べてコミュニティのメンバーと会話をしてみましょう. コミュニティの活動を盛り上げることも立派なコントリビューションと言えるでしょう.

wiki を読む/更新する

Deno 日本コミュニティは scapbox に各種 tips を蓄積しています. scrapbox の更新も大切なコントリビューションの1つです.

まとめ

今日は本体にコントリビュートする以外での Deno にコントリビュートする方法を紹介しました.

明日は @syumai さんの Wasm を動かす話です.

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