概要
社内で「新しい技術やツールを上層部に教えてあげよう!LT大会」というイベントがあり、登壇しました。
経営陣や事業責任者といったレイヤーの方が知らないかもしれない技術やツールをプレゼンして、社内全体のリテラシーを上げようという趣旨です。
私の発表内容自体は社内に閉じる必要も無いため、せっかくなので記事として投稿します。
当日はブラウザで実際に操作しながら見せていた部分もありますが、そのあたりはスクリーンショットとして載せておきます。
発表内容
私からはManusというツールを紹介します。
今日ここにいらっしゃる方は、このような課題を感じていると思います。
自動化がしきれなくて人間がボトルネックになっているとか、高スキルな人が提携業務に時間を使っていて勿体無いとか、それによって意思決定が遅れるとスピードが下がるとか。
こういった課題に対処するためにManusを紹介します。
今私たちが使っているツール、例えばChatGPTなんかは毎回プロンプトを入れる必要がありますし、回答の大半はテキストによるものです。
また、各タスクが単発になりやすいです。
一方でManusは最終目標を与えるだけでかなり自律的に動いてタスクを完遂してくれます。
また、PowerPointやExcelなどを自分で編集してくれるので、そのまま完成物として使えます。
実績としては、色々な領域で工数削減ができているみたいです。
そして最近バージョンが1.5に上がって、性能やスピードも上がったらしくて……
色々な仕事の領域で支えて……
今後導入するならこんな感じで……
結構良さそうなツールなんですよ、って話なんですよね。
そしてこの資料自体、Manusに作らせています。
私がやったことと言えばこのように最初にプロンプトを与えただけで、後は全部自律的に動いてくれました。
ネット上から情報を拾ってきてまとめているのと、今回は実施していませんが社内の資料をコンテキストとして渡せばその情報をもとに作ってもくれます。
そしてこのように、最終的にはPowerPointのファイルとして出力してくれています。
そのため後から自分で編集することもできます。
NotebookLMでのスライド作成が最近話題になっていたと思うんですが、あれは1枚のスライドを1枚の画像として書き出してしまうので、細かい箇所の修正が大変ですよね。
ただ、ManusでPowerpoint形式で出力させれば自由に編集可能ですし、既存の資料と組み合わせるとかもしやすいです。
もうひとつ使用例をお見せします。
私が名古屋駅のすぐ近くでケーキ屋さんを開くことになったとして、そのP/Lを引いてもらいましょう。
このエリアとしての客数や単価、土地代などを勘定しながら作成してくれました。
思考過程や特筆すべき条件などは別途Wordファイルにもまとめてくれています。
そしてデータはExcelとして出力されています。
実際、これをそのまま使えるというわけではなくて、修正しないといけない箇所もあるんだと思いますが、最初にこれだけ土台を作ってくれると考えるのも楽ですよね。
更にここから「来年は利益を20%アップさせたいんだけど、そのためにはどんな方向性のプランがあり得る?」と聞いてみます。
すると、客数を上げるプランとか単価を上げるプランとか、いくつかのパターンを出して比較してくれました。
もちろんこれもExcelファイルとして編集できます。
日頃の仕事でも、予算策定とか、売上未達時の挽回策を考えるとか、今見せたのと同じようなシチュエーションは多いと思います。
その際も「そもそもどんなプランがあるか」「細かな設定をどうするか」に時間を使ってしまいがちですが、これくらい土台を作ってくれれば「どこに勝ち筋がありそうか」みたいな思考を増やせると思います。
まとめとして、他のAIツールよりもかなり自律的に動いてくれるし、編集可能なデータとして出力もしてくれるので、今日参加されている方にとっては役立つのではないでしょうか。
以上Manusの紹介でした。
















