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EC2 + Rails `No space left on device @ io_write` のエラー対応手順

Last updated at Posted at 2020-09-16

EC2 + Rails で発生したエラー「No space left on device @ io_write」の対応手順をまとめます。

環境

  • AWS EC2
  • Nginx
  • Rails 5.2.3

背景

AWS EC2 で動いている Rails アプリにて、バックグラウンド処理が失敗していました。

アプリ自体は普通に動いてそうなので、SSH接続して rails c してみると、次のエラーが発生。

No space left on device @ io_write - /tmp/execjs20200915-2847-13rxgx0js (Errno::ENOSPC)

原因

エラーメッセージの内容は「ディスク容量に十分な空きがない」ということです。

容量を確認すると確かに空きがありませんでした。

df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1      7.7G  7.7G   72M 100% /

「どうせログを消せば直るだろう」と思い、Rails のログを消してみましたが、引き続きエラーが出ます。EC2のインスタンスを再起動してみてもダメでした。

対応

原因ファイルの特定

何が悪さをしているかを突き止めるために、容量が大きいログファイルを探してみます。

sudo du -x -h / | sort -r -h | head -40 | grep log
802M	/var/log
793M	/var/log/journal/1d2e862128444912a1ce241cbc50a0b6
793M	/var/log/journal

すると /var/log/journal が怪しいことがわかりました。

journal とは

journal は systemd のログなので、消してしまっても問題ありません。

以下、systemd/ジャーナル より一部抜粋:

systemd/ジャーナル
systemd は、バージョン 38 から自前のログシステムである journal を搭載しています。
デフォルトで (/etc/systemd/journald.conf 内で Storage= が auto に設定されているとき)、journal は /var/log/journal/ へ書き込みを行います。

journalctl で削除

systemd ジャーナルは journalctl で操作できます。

次のコマンドで、3日分のログを残し、それ以外は全て削除します。

sudo journalctl --vacuum-time=3days

再度、ディスク容量を確認してみます。

df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1      7.7G  6.9G  835M  90% /

10%削減でき、アプリも正常に動くようになりました。

journal の容量制限

今回のように journal の容量が膨れ上がらないように、設定ファイルを更新して容量を制限します。

sudo vi /etc/systemd/journald.conf
/etc/systemd/journald.conf
SystemMaxUse=200M

再起動して設定を反映させます。

sudo systemctl restart systemd-journald

これで同じ問題は起きないでしょう!

References

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