概要
NTTに限らず上場企業の株を持っていると1年に1回株主総会の案内が来ます。
ほとんどの人は見ない、もしくは流し見する程度だと思います。
株主総会において、株主は、議決権を行使することが可能です。
議決権とは
議決権とは、株主総会での決議に参加して票を入れることができる権利のことで、一般的には1単元株に対し1つの議決権があります。
議案
会社提案
- 余剰金の配当の件
- 取締役に対する業績連動型株式報酬などの額および内容決定の件
- 取締役の報酬などの額および内容改定の件
株主提案
- 取締役 渋谷 直樹氏解任の件
余剰金の配当の件
当社では、中長期的に企業価値を高めるとともに、株主の皆さまに利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置づけております。
冬季の配当につきましては、安定性・継続性に配意しつつ、業績どうこう、財務状況および配当性向などを総合的に勘案し以下のとおりといたしたいと存じ上げます。
配当金の種類: 金銭
配当財産の割り当てに関する事項: 当社普通株式1株につき55円
およびその総額: 配当総額199,210,696,080円
1株あたり年間配当金額
2017年: 75円
2018年: 90円
2019年: 95円
2020年: 105円
過去の配当金金額
https://group.ntt/jp/ir/shares/dividend.html
取締役に対する業績連動型株式報酬などの額および内容決定の件
5ページにわたって、取締役の業績連動型株式報酬などの額について、説明がありますが、めんどくさいので省略。
取締役の報酬などの額および内容改定の件
取締役の報酬について、提案となります。
当社の取締役の報酬などの総額は、2006年6月28日の第21回定時株主総会において、年額7億5千万円以内とご承認いただき今日に至っておりますが、当社の中長期的な企業価値向上に向けた取り組みを促すとともに、取締役が当社の経営者としてより一層強い責任感を持ち、株主の皆さまと同じ目線に立った経営を推進することを目的として、役報酬制度の全般的な見直しを図る一環として、取締役金銭報酬の額を、年額◯億円以内(うち社外取締役分は年額◯億円以内)に、また役員持株会を通じた当社の普通株式の取得のための資金として当社が取締役(社外取締役を除く)に支給する額を、年額5千万円以内に改訂したく存じます。
〜 省略 〜
現在の取締役は8名(うち社外取締役4名)であります。
株主提案 「取締役 渋谷 直樹氏解任の件」の渋谷直樹氏とは
渋谷直樹氏とは、NTT東日本の副社長を経て、現NTT副社長である。
取締役 渋谷 直樹氏解任の件
理由
取締役 渋谷直樹氏は、東日本電信電話株式会社(以下、東日本という)の取締役在任中、下記のような経営を行った。これを見ると、当社の取締役として不適任である。よって取締役の解任を提案するものである。
当方は、東日本とフレッツ光ライトを契約した。料金が200MB(当方が役2時間利用できる)まで無料とする、と言うものである。
当方の利用状況は、全く利用しない月が多い。利用しても200MBの無料の範囲である。それなのに度々不当な料金を請求されてきた。
これについて、以前「調べてもらいたい。必要があれば東方の利用状態を調べてもらってもよい」と提案している。このことは、その後も事あるごとに伝えてきた。恐らく東日本は、東方の利用状態を、既に傍受していると思われる。そうであっても、何の不思議もない。
それなのに、何年経っても、何の説明もない。
また、数ヶ月前に、1,009MB利用している請求があった。この時も「調べてもらいたい」とこれを請求してきた。NTTファイアンんすに申し入れた。こちらでは「NTT料金センターへ言ってくれ」と言う。
そちらへ話したところ、長々と話した挙句「プロバイダに言ってくれ」と言う。これではどこと契約しているか分からない。
さらに先日、今年1月分の請求が届いた。この中で利用料が644MB(無料分含む)とある。東方の1月分の利用は、1月4日8時14分から8時19分の約5分と1月19日11時28分から11時53分の約25分の合計やく30分(50MB)である。何と当方が実際に利用した12倍あまりもの請求である。
当方は、何しろ約7年前から、不当料金問題を提起している。これが解明できる立場にあるのは唯一東日本である。
不当な料金請求について、速やかに問答無用の方針を改め納得できる説明をしてもらいたい。
なお、渋谷直樹氏が東日本で、ここにあるような経営をしてきたことは紛もない事実である。
取締役会の意見
取締役会としては、本議決に反対いたします。
至極、当たり前である。
結論
NTT株の配当はかなり良い気がする