突如としてProxmoxへ移行する機会が急に増えた2025年の個人的な話を書いてみたいと思います。
今後VMwareからProxmoxへ移行を検討されている方の参考になれば幸いです。
2021年~2024年
個人なことですが2021年~2024年までクラウド中心の仕事をしており、オンプレの最新動向はほとんどチェックしておりませんでした。ただVMwareがBroadcomに買収されたというのはなんとなくは知っていたという程度です。
クラウド中心の仕事をする前の当時の感触だと、オンプレの仮想基盤といえば「VMware」「Hyper-V」「Nutanix」がほとんどでした。
「OpenStack」もあるよ!という突っ込みもありそうですが、私の業務範囲内では「VMware」「Hyper-V」「Nutanix」が中心でした。その中でもやはり「VMware」の比率が高い印象でした。
2025年
そして2025年にオンプレがメインの仕事に戻ってきたのですが、オンプレの仮想基盤は「VMware」「Hyper-V」「Nutanix」は変わってなかった印象です。
ただ「VMware」のライセンス料金が急激に値上がりして、更新料高すぎみたいな感じでした。
そしてVMwareが購入できなくなる
そして、まもなくするとライセンス料値上げだけでは、留まらず特定の企業のみしかVMwareを購入できなくなってしまいました。あまりにも横暴な。。。
とは思いつつ、決まってしまったものはしょうがない。
既に購入済みのものはいいが、次のVMwareの更新できない。
さあ、どうしましょうとなったわけです。
VMwareを何に移行しよう
急遽買えなくなってしまったVMwareを何に移行するべきかが緊急の課題になりました。
先ほどの話だと「Hyper-V」「Nutanix」になるのですが、「Hyper-V」は正直良い思い出がないので移行先としては「なし」、Nutanixもそれなりの規模なら「あり」なのですが、小規模には向いてないという話になりました。
一番の問題は小規模なVMware環境をどうするか
大規模ならNutanixも「あり」なのですが、小規模(ホスト2台とか3台)の場合はどうするのかという問題になりました。そこで名前の挙がったのが「Proxmox」でした。
他にも良い仮想基盤はあるかと思いますが触った感じの感触がよくProxmoxを使うことを決めました。
Proxmoxの良いところ
- VMwareと操作感が似ている
- 直観的に操作できる
- VMwareからの移行がしやすい(VMwareのストレージをProxmoxから直接参照できる)
- Proxmox Backup便利(Proxmox基盤上の仮想マシンをエージェントレスでバックアップできる)
Proxmoxのイマイチなところ
- スナップショット機能が実装されたばかりで大丈夫かな?と思うところがある
- ディスクがシンプロビジョニング対応していない
まとめ
良いところもイマイチなところも理解したうえで、直近ではProxmoxの移行をはじめています。
まだまだ検証不足なところもありますが、Proxmoxは検証するためにライセンスがいりませんし、何よりLinuxベースでできているので、色々と内部を確認することができます。
2026年はさらに検証して、技術的な記事も投稿していきたいと思っています。