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BaculaのWEB GUIツール「Bacularis」を使ってみよう

Last updated at Posted at 2025-01-24

以前からBaculaのWEB GUIツールは存在していました。
BaculumというWEB GUIツールがありましたが現在はBacularisというソフトウェアが存在します。

Baculumの方は現在は開発が行われておらずBacularisが後継?のような形になっています。
以下はBacularisの画面ですがBaculumとほぼ同じです(笑)
Bacularis00.png

というわけで、最近はBacularisを使うのがよさそうなので、インストール方法のご紹介です。

前提条件

Baculaサーバはインストール済みでBacularisを後から追加する手順を紹介します。
Baculaサーバのインストール手順は以下をご参照ください。
https://www.bacula.jp/install-server

Bacularisユーザ登録

Bacularisを使うにはユーザ登録をしてBacularisをダウンロードするためのリポジトリを入手します。
以下のサイトでユーザ登録をしましょう。
https://users.bacularis.com/user/login/
Bacularis01.png
赤枠部分をクリックしてユーザ登録に進みます。

Bacularisリポジトリ入手

ユーザ登録をしてログインすると以下のような画面になります。

左側のメニューから「Packages」をクリックします。
Baculari02.png

次に「RPM repositories」をクリックして対象のOSを選択します。
Baculari03.png

以下の例では「Rockey Linux9」を選択しました。
「Copy」をクリックしてそのままお使いのターミナルなどに張り付けます。
Baculari04.png
※usernameとpasswordは消してます。

Baculariインストール

リポジトリを入手たので、インストールしていきましょう。

以下はBaculaサーバがインストール済みのサーバのコンソール画面になります。
先ほどリポジトリ入手の最後でコピーしたものをそのまま貼り付けます。
echoで始まる部分からすべて貼り付けます。

# echo "# Bacularis - Rocky Linux 9 package repository
[bacularis-app]
name=Rocky Linux 9 package repository
baseurl=https://packages.bacularis.app/stable/rocky9
gpgcheck=1
gpgkey=https://packages.bacularis.app/bacularis.pub
username=xxxxxxxxxxx
password=xxxxxxxxxxx
enabled=1" > /etc/yum.repos.d/bacularis-app.repo

※ユーザ名とパスワードはxxxにしています。実際は取得したものを使用してください

これでリポジトリが完成しました。
実際にリポジトリが存在するか確認します。

# ls -l /etc/yum.repos.d/bacularis-app.repo
-rw-r--r-- 1 root root 307 Jan 24 13:19 /etc/yum.repos.d/bacularis-app.rep

上記のように表示されればOKです。

次にBacularisをインストールします。

# dnf install bacularis bacularis-httpd bacularis-selinux

次にApacheを起動します。

# systemctl start httpd

ついでに自動起動もONにします。

# systemctl enable httpd

Bacularis設定

最初にBacularisからBaculaの設定ファイルを操作することになりますので、設定ファイルの権限を変更します。
Baculaサーバで以下のコマンドを実行します。

# chmod 666 /etc/bacula/bacula-dir.conf
# chmod 666 /etc/bacula/bacula-fd.conf
# chmod 666 /etc/bacula/bacula-sd.conf
# chmod 666 /etc/bacula/bconsole.conf

次にブラウザでBacularisにアクセスします。

URL
http://<サーバIPアドレス>:9097

初回のログインは
ユーザ名 admin
パスワード admin
になります。

アクセスすると以下のような画面が表示されます。
ここは何も変更せずに「Next」をクリックします。
Bacularis-setting01.png

次にBaculaサーバのDBに接続するための設定をします。
Baculaサーバをインストールした時のDB設定を入力します。
入力したら「test」ボタンをクリックして結果がOKとなることを確認します。
確認したら「Next」ボタンをクリックします。
Bacularis-setting02.png
次にbconsoleに関する設定をします。「Use sudo」のチェックを外します。
ここでも「test」ボタンをクリックして結果がOKとなることを確認します。
確認したら「Next」ボタンをクリックします。
Bacularis-setting03.png

次にConfigの設定になります。
「Use sudo」のチェックを外します。
Bacularis-setting04.png
以降の設定は特に変更なしで画面下までスクロールして「Test configuration」をクリックして結果がOKとなることを確認します。
確認したら「Next」ボタンをクリックします。
Bacularis-setting05.png

次にBacularisにログインするための管理者ユーザとパスワードを設定します。
任意の値を設定します。
入力したら「Next」ボタンをクリックします。
Bacularis-setting06.png
最後に確認がでますが、問題なければ「Save」をクリックします。
Bacularis-setting07.png

ここまでで設定は完了です。ログインが画面がでたら先ほど設定した情報でログインします。
Bacularis-setting08.png

ログインして以下のような画面が表示されればインストール&設定は完了です。
Bacularis00.png

Baculumよりもインストール&設定が手軽になったような気がします。
どなたかのお役に立てば幸いです。

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