最近はVMwareの後継はどうしようかと悩む日々です。
候補の1つであるKVM + oVirt環境をさくっと作ってみたいと思います。
今回はインストール部分だけになります。
KVM + oVirtとは?
KVMは仮想基盤になります。正直KVMだけでも仮想基盤としては成り立つのですが、コマンドラインオンリーで構築運用するのは厳しい面もあると思いますのでインターフェイス部分になるoVirtを入れていきます。
環境
今回はAlma Linux9.5はインストール済みの環境にKVM + oVirtをインストールします。
インターフェイスは冗長化した方が良いとかストレージは共有ディスクが良いとか考慮するべきものは色々あると思いますが、今回はKVM + oVirtをインストールだけに絞って記載します。
インストール手順
まずはKVMをインストールします。
# dnf -y install qemu-kvm libvirt virt-install
以上だけでKVMのインストールは完了です。簡単ですね!
oVirtのインストール
以下のコマンドでovirt45用のリポジトリを追加します。
# dnf install -y centos-release-ovirt45
次にパッケージマネージャーのキャッシュを更新します。
# dnf clean all
# dnf makecache
いよいよoVirtをインストールします。
# dnf install -y ovirt-engine
ここはちょっと時間がかかりますが、終わるまで待ちます。
oVirtの設定
oVirtの設定は以下のコマンドで始めますが、長くなりそうなので、次回oVirt設定編に持ち越します。
# engine-setup