#ご紹介
github:DataTables-Editable
dataTables公式の"Editor"は有料なのでなんとかできないものかと作ってみました。
使ってみて頂ければ幸いです。
以下は使用方法。日本語を英訳したgithubのREADMEを和訳したものです。
DataTables-Editable
jQuery.dataTables用のシンプルなテーブルエディターです。
このプラグインは、行の追加、行の削除、セルの直接編集、およびajaxを利用してサーバーへのフォームの送信が可能です。
使用方法
下記のライブラリが必須です。
- jQuery
- jquery.dataTables(1.10.8以上)
- dataTables.buttons
いつも通りテーブルにdataTablesを適用します。
その際オプションで dom
buttons
editable
を設定すれば使用可能です。
送信データの構造
送信されるデータは既存データの訂正、新規データの追加、既存データの削除それぞれに別の名前で送信されます。どの行を更新、削除したかを判別する為のキーはデフォルトでは行番号ですがオプションで特定カラムの値に変更可能です。
{
updates:{
keyData : {
name : data
},
keyData:{
name : data
},
},
inserts:[
{
name : data,
name : data,...
},
],
deletes:[
keyData , keyData, ....
]
}
オプション
設定可能なオプション。
Option | Type of accepted value | default | Description |
---|---|---|---|
add |
boolean | true |
行の追加を可能にします |
delete |
boolean | true |
行の削除を可能にします |
columns |
boolean / array | true |
編集を許可するカラムのインデックスを配列で指定できます。デフォルトでは全てのカラムが編集可能です。 |
rows |
boolean / array | true |
編集を許可する行のインデックスを配列で指定できます。デフォルトでは全ての行が編集可能です。 |
cells |
null / array | null |
特定のセルの編集を許可します。 |
inputType |
string | text |
編集時に表示されるインプットタグの種類を設定できます。 text number date select textarea のいずれかでデフォルトはtext です。 |
attr |
object | {} |
インプットタグに任意の属性を設定できます。 |
format |
object | Y-m-d |
インプットタグで日付入力した際の表示形式を設定できます。 |
formula |
object | {} |
セレクトタグの場合オプションタグを設定できます。 |
columnDefs |
array | [] |
カラム毎にインプットタグを変更する場合はこちらで設定します。 |
saveType |
string | auto |
データの保存のタイミングを設定します。auto の場合はセル又は行の追加、削除をする度に保存されます。manual の場合はsubmit ボタンを押すまで設定の保存はされません。 |
ajax |
object | データ送信用のajaxの設定項目です。 | |
keyData |
string / boolean | false |
行を特定する為の値を持つカラムを設定できます。デフォルトでは行番号です。 |
validateDraw |
string / boolean | false |
saveType がマニュアルの場合に行、又はテーブルの再計算を編集ごとにする場合に設定します。セルの値が他のセルの値に依存して決まる表の場合に役に立ちます。 |
onSave |
function | 編集を送信後(成功、失敗を問わず)のコールバック | |
onSaveDone |
function | 編集を送信し成功した際のコールバック | |
onSaveFailed |
function | 編集を送信し失敗した際のコールバック |
inputType
text
,number
,date
,select
,textarea
編集時に表示されるインプット(セレクト又はテキストアエリア)タグを設定します。
属性やオプションタグをつける場合にはattr
、foramt
、formula
オプションで設定してください。
セレクトタグの場合にはformula
オプションでオプションタグの設定が必須です。
カラム毎に入力方法を変える場合にはcolumnDefs
オプションで設定してください。
simple example
var table = $('#example').DataTable({
ajax:"example.json",
dom: 'Bfrtip',
editable:{
inputType:"number",
attr:{
"min": 1,
"max": 9999,
},
columnDefs{
target:[3],
inputType:"select",
formula:[
"選択肢1",
"選択肢2",
"選択肢3",
]
},
},
buttons: []
});
詳しくはgithubのソースからexampleをご覧ください。
saveType
auto
manual
manual
を設定するとsubmit
とcancel
のボタンが出現して、submitが押されるまで保存(送信)が保留されます。またcancel
を押すと最終保存の直後までテーブルを巻き戻せます。
ajax
編集したデータをサーバ等に送信するにはajax
オプションの設定が必要です。
最低限_url_さえ設定すればOKです。
url
(ajax.url)string
-Set url to send data.
type
(ajax.type)string
-"post" か _"get"_を指定できます。デフォルトはPOSTです
data
(ajax.data)object
-テーブルを編集したデータの他に一緒に送りたいデータがある場合はここで設定してください。
simple example
var table = $('#example').DataTable({
ajax:"example.json",
dom: 'Bfrtip',
editable:{
ajax:{
url:"example10.php",
type:"post",
data:{
user:"username",
date:"2021-05-07",
}
},
},
buttons: []
});
keyData
データが送信された場合どの行が編集されたのかを特定する為に何らかのキーが必要なはずです。
デフォルトでは行番号が設定されますがこのオプションで特定のカラム(id等を想定)の値を行のキーに使用できます。
*注意 設定したカラムの持つ値がユニークかどうかは判定されません。
validateDraw
マニュアルセーブタイプの場合保存が実行されるまで編集をしたセル以外の場所は再描画されません。普通は問題ないはずですが他のセルに依存して内容が決まるセル(column.renderを使っている場合など)がある場合には不都合があるかもしれません。
このオプションを設定するとセル編集時に行、又はテーブル全体を再描画させます。場合によっては重くなるのでON,OFFボタンも同時に出現します。