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【ケーススタディ】VMWareから移行したKocho 社

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Kochoは、VMWareからZadaraへ移行することで、クラウドバックアップインフラの将来性を確保しました。

概要

Kochoは、業界をリードするマネージドサービスプロバイダー(MSP)でしたが、BroadcomによるVMwareの買収後、コストの上昇と運用上の課題に直面していました。
継続可能で敏速なソリューションを求め、クラウドインフラのニーズに対応するため、Kocho社はZadaraに相談しました。
フルマネージドでスケーラブル、かつコスト効率の高いプラットフォームを導入したことで、Kochoは現在、顧客へのサービス向上、複雑性の軽減、そして広範なIT戦略との整合性を図れる体制を整えています。

Zadaraのおかげで、私たちのチームはアプリケーションの作業に集中できます。
私たちはいま快適な家に住んでいますが、それを提供してくれるのZadaraです。

Jacques Fourie 氏 (Kocho、グローバルオペレーションディレクター)

Kocho社の課題

Kochoは、インフラの老朽化という課題に直面していましたが、ちょうどその時期にBroadcomによるVMwareの買収が混乱をもたらしました。

  • 価格の不確実性:Broadcomの価格モデルは、初期段階の契約条件が厳しく価格体系が不透明だったので、 予算だてが難しい状況に直面していました。

  • インフラの老朽化:Kochoのレガシーハードウェアは寿命に近づいており、同じ設備に資本を投じることの意味が薄れていました。

  • 運用の負担:VMwareのIaaSスタックを維持するには、高度な専門知識と継続的なパッチ適用が必要で、そのためリスクとオーバーヘッドが増大していました。

  • ライセンスとアップグレードの複雑さ:Broadcomの新しいライセンスの条件では、高額で継続的なライセンス契約とアップグレードが求められていました。

  • セキュリティへの懸念:セキュリティを重視すべき企業でありながら、十分に管理されていないインフラに課題があり、見過ごせないリスクとなっていました。

  • スケーリングの柔軟性の欠如:従来のモデルでは、キャパシティプランニングのリードタイムが長く、予測があいまいでした。

Kochoは、コスト効率が高く、柔軟でマネージドされた代替ソリューションを必要としていました。進化し続けるサービスモデルと戦略的な優先事項を支えるためです。

Zadaraの解決策

ZadaraのzComputeは、データ主権とセキュリティを中核としつつ、アジリティとモジュール式の拡張性のニーズに応える、多面的な強みを持つ解決策を提示しました。

  • フルマネージド環境:Kochoの専門家を雇用・育成する必要性を減らし、アップタイムと信頼性を向上させました。

  • OPEXモデル:Kochoは大きな設備投資をせず、毎月の運用費用(OPEX)で支払うモデルに切り替えました。資金を効率的に使う現代的な財務手法です。

  • 従量課金モデル: zComputeは、リソースの使用量に応じて課金される「従量課金制」です。これにより、予測不能なワークロードに対しても、必要に応じてリソースを無駄なく増減できます。

  • 素早い導入(デプロイメント): 従来の複雑な構築プロセスを回避し、インフラ基盤を迅速に立ち上げることができます。

  • 省スペース設計: Zadaraスタックは、データセンターの設置スペースを大幅に削減します。

  • データ主権とエッジ対応: 南アフリカに拠点を持ち、金融セクターの顧客を抱えるKochoは、データの保管場所を管理できることは必須でした。Zadaraのエッジクラウドアーキテクチャは、各地域でのデータ主権を確保したホスティングを実現します。

  • セキュリティの負荷低減:Zadaraは、マネージドサービスとしてパッチ適用と脆弱性管理を担当するので、Kochoの「セキュリティ第一主義」と一致します。

  • Azureとの連携:Kochoはマイクロソフト製品を優先するプロバイダーです。顧客の多くがAzureを重視する中、Zadaraは補完的なプライベートクラウド・ソリューションとして機能します。

Zadaraは、私たちのチームをアプリケーションの作業に集中させてくれます。
私たちは快適な家に住んでいますが、その家を提供してくれているのが Zadaraです。」

Jacques Fourie 氏 (Kocho、グローバルオペレーションディレクター)

ビジネス上のメリットと将来の展望

KochoのzComputeへの移行は、すでに以下の成果を出しています。

  • コスト削減:VMwareライセンスの急激な増加を回避し、インフラの設備投資(CAPEX)を排除しました。
  • 運用効率の向上:技術チームをインフラのメンテナンスやパッチ適用作業から解放しました。
  • スピードと俊敏性:クライアントのニーズに合わせて、インフラを迅速に立ち上げられるようになりました。
  • モジュール型の成長:過剰な投資やリソースの需給ミスマッチのリスクを冒すことなく、ビジネスの成長に合わせて段階的に拡張できます。
  • 商品の魅力強化:インフラ管理の複雑さを外部に委託(オフロード)したことで、Kochoは付加価値の高いサービスに集中できるようになりました。
  • データ主権の保証:Asigraのバックアップがロンドンに保管されていることを含め、顧客が求める国内でのデータ保管要件に、Kochoは自信を持って応えることができます。

結論

VMwareがもたらすコストと複雑性の増大という課題に直面したKochoは、将来性の高いクラウド基盤を確立するために積極的に手を打ちました。

ZadaraのzComputeは、Kochoのサービスモデルと顧客の期待に沿った、マネージドでスケーラブル、かつコスト効率の高い解決策を提供しました。
Zadaraとの提携により、Kochoは目先の運用・予算問題を解決しただけでなく、変化の激しいクラウドサービス市場で長期的な俊敏性と成長を実現するための確固たる地位を築きました。

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