Atom をMarkdownエディタとして整備

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Sublime Text を乗り越えるべく開発された、後発の Atom エディタ。今のところMarkdownのエディタとして使ってみただけですが、だいたいSublime Textと同じような、でもちょっぴり使用感が洗練されている感じかな。

Sublime Text 3 Atom
価格 $70 per user
評価は無料無期限
しばしば購入を催促される
完全無料
日本語入力環境 markdownの編集に便利に
使おうとするとキーバインディングの
カスタマイズが必要
目下余り問題なく日本語入力可能
今後問題が見つかるかも...
言語別設定 対応 部分的対応
フォントは未対応だが裏技あり
スペルチェック 設定ファイルを編集して有効化 初めからインストールされているがマークダウンで利用するには有効化が必要
特にWindows 7についてはこちらを参考に
markdown用ツールバー 無し Packageで追加可能
markdownのPreview Packageで追加可能
ブラウザでの表示
内蔵
左右分割表示
Packageのインストール まず手動で Package Control を
インストールする必要あり
内蔵

どちらも、マルチプラットフォームに対応で、共に日本語入力に対応しているものの、Windowsではフォントの表示やその他が非常にお粗末である(OSのせいでしょう)のに対し、Macで使うととても美しいレンダリングで超快適、というところも同じ。日本語を使わなければWindowsでもとても快適です。

コミュニティが作るPackageをインストールすることで機能拡張するという設計思想もまったく同じ。ただし、そのPackageのインストールが Atomのほうが初めから簡単にできるような親切設計になっています。

結論から言えば使い心地はAtomのほうがよいです。

参考
Sublime Text 3をMarkdownエディタとして整備

Packages

Packageのインストールは非常に簡単。執筆時点で6,066種類のPackagesが利用可能。

  1. Preferences... > + Install
  2. 空欄に Package名の一部を入力して検索し、Installボタンを押すだけ。
  3. インストール済みのPackagesはPreferences... > Packagesから確認できる
    1. 同様に空欄に名前を入れることで絞込が可能
    2. 各PackageのSettings をクリックすると、個別の設定画面が開く

markdown-preview

初めから同梱されています。左右分割表示でhtmlとしての表示結果を確認できます。markdown編集中にリアルタイムで変更が反映されます。

  1. markdownファイルを編集する

    1. 新しいファイルの場合は、画面右下のPlain Textをクリックし、 Screenshot.png
    2. 空欄にmarkと入力してGitHub Markdown を絞り込んで選択。Screenshot2.png
  2. Packages > Markdown Preview > Toggle Previewでプレビューが表示される

  3. markdown-scroll-syncも是非インストールしてみてください

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markdown-writer

定番。キーバインディングの有効化は、

  1. Packages > Markdown Writer > Configurations > Create Default Keymaps
  2. keymap.csonが開き、一番下に、markdown用のキーバインディングが追加される
  3. Packages > Markdown Writer > Open Cheat Sheetでmarkdownの記法と共にキーバインディングを確認できる

markdown-scroll-sync

定番。編集画面とプレビュー画面のスクロールを同期させる。

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tool-bar-markdown-writer

定番。便利なツールバーを表示してくれる。markdown-writerとtool-barが必須。

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  1. markdown-writerをインストール
  2. tool-barをインストール
  3. tool-bar-markdown-writerをインストール

tool-bar

tool-bar-markdown-writerの使用に必要となる。

wordcount

定番。文字数を数えるため。

markdown-toc

markdown文書の階層構造を元に Table of Contents 目次のhtmlを作って追加します。

atom-beautify

自動的にインデントを整形してくれるもの。markdownにも対応。

おまけのPackage

markdown-mindmap

markdown文書を元にマインドマップを作ってしまうという試み。作るの大変だったんじゃないでしょうか。本家 iMindMapが同様の機能を実装してくれるといいなあと思います。

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activate-power-mode

見たまんまですね。ドカンドカンとタイピングしたい人のためのPackage。

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minimap

Sublime Text のようなminimap

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git-time-machine

Gitのcommit 履歴を美しくナヴィゲートさせてくれるPackage。

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Markdown 専用にフォントを指定

通常のエディタとしては等幅フォントが基本だが、markdownの編集に限っては美しいプロポーショナルフォントが使いたいもの。しかし、Preferences...からフォント指定すると、すべてのプログラム言語に対して影響してしまい不便です。

しかし、実は比較的簡単に markdown 専用のフォント指定を行うことが出来る。元の情報はこちら。その後、Atom 1.13で大幅な文法の仕様変更があり、::shadowが使われなくなりました。

  1. メニューからAtom > Stylesheet...を選ぶと、styles.lessファイルが開く。
  2. 下記のコードを一番下に貼り付ける(フォント名はご自由に)
// language-gfm
atom-text-editor[data-grammar="source gfm"].editor {
    font-family: "Merriweather",serif;
}

もしデフォルトのGitHub Markdown (language-gfm) の代わりに language-markdownを使っている場合は以下の通り。

// language-markdown
atom-text-editor[data-grammar="text md"].editor{
    font-family: "Merriweather",serif;
}

フォント指定が反映されました。

Screenshot.png

数式を表示させたい

こちらの記事こちらの記事が参考になります。以下は最低限機能する一つの例ですが、他に便利な設定があるかもしれません。

markdown-preview-plus

  1. インストール後、Settings > Packages > Markdown Preview Plus > Settings "Enable Math Rendering By Default"にチェックする

    Image 002.png

  2. 内臓のMarkdown Preview をDisableする

  3. Markdown Preview Plusをtoggleして、編集中のマークダウンのプレビューを表示する Ctrl + Shift + M

  4. LaTexで書いた数式がレンダリング表示されます。

文章の中に $\Delta{y}$ のように数式も入れられます。

$$W = I \bullet V$$

Image 003.png

スペルチェックについて

こちらの記事を参照下さい。特にWindows 7では注意が必要なようです。

Markdown Previewのプレビュー画面のスタイルをカスタマイズするには?

上記、「Markdown 専用にフォントを指定」と同じ方法で、markdown編集画面のCSSスタイルを編集できますが、Markdown Previewのプレビュー画面(右側に表示される画面)のスタイルをカスタマイズするにはどうしたらよいでしょうか?

同様に Atom > Stylesheet... から、styles.lessを開いて編集し、markdown-previewクラスに対してCSSスタイルを指定すればよいです。

注意点としては、markdown-previewの環境設定画面(Preferences... > Settings タブ > Packages タブ > 検索窓に markdownと入力 > Core Packages の下に markdown-preview > Settingsボタン )でUse GitHub.com styleにチェックを入れるかどうかで、以下のように指定方法が変わります。

Screenshot2.png

// markdown-preview
.markdown-preview:not([data-use-github-style]) {
  h1 {
    color: red;
  }
}

// markdown-preview: Use GitHub.com style
.markdown-preview {
  h1 {
    color: green;
  }
}

View > Developer > Toggle Developer Tools (Macでは + + I)で、Chromeと同じ形式のディベロッパーツールが表示されます。ツールの左上にある Screenshot.pngボタンをクリックすると、ポインタをかざした部分の要素が表示されるので、この情報を元に CSS スタイルを指定していきます。

参考リンク