10
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Codex CLI猛進。Github Copilotと大差。 ~データで見る2026年1月のAI Codingの動向まとめ~

Last updated at Posted at 2026-02-01

AI Coding Agentの1月の動向

AI Coding.Infoというサイトを2025年7月から運営しています。

これは、Claude CodeやCodex CLI、あるいはGithub Copilot、Geminiなど、AI Coding Agentに関する利用動向をGithubのリポジトリの情報から定点観測するサイトです。
AI Coding Agentの利用の判定として、以下のような条件で毎日調査を行っています。

  • Githubの公開リポジトリを9,000リポジトリを毎日調査
    • プログラミング言語毎のGithub スター数のTOP 300
    • プログラミング言語は30種類から調査
  • AI Coding Agent 16種類を対象
  • 各種AI Coding Agentの利用するルールファイルがGithubリポジトリにある場合のみ、AI Coding Agentを利用していると判断

先月の動向

AI Coding Agentの利用率は6.3%

AI Coding Agentのリポジトリ利用率は6.3% で、前回の5.3%から1.0%ポイント増加です。上昇傾向は変わらず。といったところです。11月の記事では、全体の成長率はおおむね0.73%未満と見積もっていました。そのため、利用率が1.0%増加というのは、かなり上昇幅が大きい1ヵ月のように思います。

image.png

image.png

2026/2/1のAI Coding Agent利用率

2026/1/1のAI Coding Agent利用率

2026/1/1~2026/2/1までのAI Coding Agentを利用利しているリポジトリ数の推移

AI Coding Agentのプロダクト別のシェア

プロダクト別のシェアは以下のようになっています。

順位 製品名 シェア率
1位 Claude Code 32.2 %
2位 Codex CLI 28.3 %
3位 Copilot Agent 22.3 %
4位 Cursor 9.0 %
5位 Gemini CLI 6.0 %

Codex CLIがGithub Copilot Agentを大きく引き離して、業界シェア2位になりました。 先月の記事では、Copilot AgentとCodex CLIは僅差でした。そのため、1月の初旬は、Copilot Agentが上に来たり、Codex CLIが上に来たりと競っていましたが、1月末には決定的にCodexがシェア上位に来る構図となりました。

image.png

2026/2/1のAI Coding Agentシェア率

2026/1/1のAI Coding Agentシェア率

ここでもう1つ議論すべきポイントがあると思っていて、それはClaude Codeのシェア率も上がっているということです。Codex CLIが先月に比べて3.3%増に対して、Claude Codeも3.2%増と、ほぼ同じ幅だけ増えている。ということです。
そして、前節の話を踏まえて考えると、市場として、利用率は全体として1%増しているわけです。そういう新しい顧客に対してもClaude CodeとCodex CLIはシェアを伸ばしている。と考えることが出来そうです。

なぜそうなるのか。というと少し議論は難しい気がします。使いやすくなった。というのは簡単ですが、定量的な指標ではないと思います。

ArtificalAnalysisというサイトのCoding Indexを見てみると以下のようになっています。

image.png

ここから考えると、GPT-5.2やClaude Opus 4.5は高い性能を出しています。だから、シェアが大きくなった。とは言い難いと思っています。理由として、Github Copilotはその両方に対応しています。

そして、仮に「AIのモデルが賢ければシェアが伸びる」が仮に正だとすると、「Geminiのシェアがこれほど低い」というのは論理として一貫性を欠きます。
ここに関して、私はイマイチ納得のいく答えは持っていません。そう考えると、「Codex CLI」や「Claude Code」が伸びた理由。というのは、「AIのモデルの賢さ以外の要素」が重要になっていると感じています。それはプロダクト自体のプロジェクトの把握能力であったりとか、そのような部分ではないか。とは思いますが、仮説の域を出ません。

プログラミング言語別のAI Coding Agent利用状況

 一番AI Coding Agentが利用されているプログラミング言語は「TypeScript」、2番目が「Python」、3番目が「Rust」、4番目が「Go」、5番目が「C#」です。この辺は、安定してきましたね。「Kotlin」が少し伸びてきて、「C#」に肉薄している部分はあります。

image.png

2026/2/1のAI Coding Agentのプログラミング言語別ランキング

2026/1/1のAI Coding Agentのプログラミング言語別ランキング

AI Coding Agent利用リポジトリ数の1ヵ月の推移

2026/02/01時点のAI Coding Agentの利用リポジトリ数は836でした。2026/01/01だと703だったので、123件の増加です。2025/12/1時点だと619で、2025/12/1~2026/1/1の伸びは84件でした。
そう考えると、全体の利用率が1%増えた。というのは結構驚異的な数字で、それがこのリポジトリ数の増加にも影響をしているように思います。こう見ると、増分が1.5倍程度になっているので、急速に浸透しているように思います。

image.png

2026/1/1~2026/2/1までのAI Coding Agentを利用利しているリポジトリ数の推移

TypeScriptのAI Coding Agentの利用動向

今、プログラミング言語の中で一番、AI利用が進んでいるのがTypeScriptです。このデータを見てみると面白いです。

2025年6月30日時点では16.7%だった利用率が、2026年2月1日時点で35.7%まで増えています。

image.png

リポジトリ数の推移をみると以下のようになっています。

image.png

2025年8月にクローリングの範囲を変更しました。そのため、それ以前のデータを比較するのは難しいのです。しかし、それ以降、ほぼロジックが変わっていません。これを見るとCursorは一定数使われ続けるも、Codex CLIの増加数が異常に多いことは分かると思います。

image.png

割合表示にすると、いかにCodex CLIが増えてきたかが分かると思います。Cursor自体はダウントレンドにありますが、Geminiは常に一定を保っている。ともいえるかもしれません。

感想

さて、AI開発によりジュニアエンジニアが淘汰される。という話は、以前からお話しがありましたが、Opusの話を聞いていると、そろそろ普通のエンジニアも辛い状態になってるのだな。という気持ちがあります。

 「手が速い」というのは1つの価値ではありましたが、あまりにもAIが飲まず食わずで、並列で稼働してくれることを考えると、なかなか大変な時代になったと思います。
 例えば、去年この時期、私が何をしていたかというと、reclineKというものを公開していました。

 ReClineのkotauchi ver.です。ClineというCoding Agentがあります。これは今でも開発されていますが、今、使っている人はあまりいないでしょう。当時、VS CodeにはGithub Copilot APIというものが新実装されました。これにより、無制限にAIが利用できました(今は出来なくなった)。しかし、当時のClineは、このGithub Copilot APIを利用する機能はありませんでした。そのブリッジ機能を実装したClineのバージョンをOSSとして作られたのがReClineでした。

 しかし、ReClineはソースコードの提供だけで、VSCodeでプラグインとして直接インストールできる形式(vsix)で配布しているものではありませんでした。そのため、導入がめんどくさいものでした。というわけで、私がCIを作って、プラグインを自動リリースする仕掛けを作ったのがreclineKでした。

と、まぁそんな話もありましたが、公式のClineがGithub Copilot APIに対応したので、このリポジトリは遺物と化しました。みたいなのが1年前のレベル感でした。
それが、当たり前のようにAI Codingを行うような現実になっているのは時間の流れの速さを感じます。

今回、1月初旬からAI Coding.infoは大幅改修を加えまして、日付指定機能が付きました。

image.png

2025年6月30日から最新更新日までのAI Coding Agentの利用動向データが全部見られます。

なので、過去はどうだったかな。と思った方は、日付選択して見てもらえればな。と思います。
もともと閲覧機能自体は作りたかったのですが、データが足りない話もあり、優先度が下がっていました。また、先月「地獄のクローラー運用 ~クラウドから自宅物理サーバーへ。しかし~」という記事を書きました。

色々と話すと長いのですが、1つはデータの増大によるビルド時間の増大があり、それが解消しないと、この日付指定の閲覧機能が開発・リリースできないな。という気持ちがありました。というわけで、重い腰を上げて高速化のために奮闘したのが先ほどの記事となります。
それでやっと機能開発してリリースいたしました。

ちなみに、シェアの推移に関しても2025年6月30日から最新日時までのデータを確認できるようになっています。

image.png

一面的にはこの記事を書くために手元でカスタムビルドを作るのが、毎回めんどくさかった・・・というのはあります。

また、2/25に「AI駆動開発【大阪支部 #9】with エックスサーバー株式会社」というイベントがあります。

AI駆動系の勉強会で、このイベントでは私も登壇して話す予定なので、何か気になった方がいらっしゃいましたら、参加してお気軽にお声がけくださいー

過去の動向

10
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
10
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?