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【QAIP×Dify】ノーコードで高精度なAIチャットボットを作る方法 - プラグイン連携ガイド

Last updated at Posted at 2025-12-10

はじめに

本記事では、QAIPの高精度RAG機能DifyのノーコードUI構築機能を組み合わせて、ノーコードで実用的なAIチャットボットを開発する方法をご紹介します。

QAIP×Difyの連携概要は公式ドキュメントでも紹介されています。

プラグイン連携でできること

QAIPが得意なこと

  • 多様なデータソースに対応(Webサイト、Google Drive、GitHub、Notionなど)
  • 高精度なRAGを簡単に構築

Difyが得意なこと

  • ノーコードでUIを構築(プログラミング不要でチャット画面を作成)

組み合わせると

  • ノーコードで高精度なAIチャットボットが完成

セットアップ手順

前提条件

  • Difyアカウント(公式サイトから登録、無料プランで利用可能)
  • QAIPアカウント(公式サイトから登録、無料プランで利用可能)

ステップ1: QAIPにデータを取り込む

QAIPダッシュボードにログインし、データソースを登録します。
ファイルやWebサイトなど複数の登録形式から選択できます。

ファイルを取り込む場合

QAIPダッシュボードで

  1. サイドメニューの「ローカルファイル」をクリック
  2. 「新規作成」をクリック
  3. ファイルをドラッグ&ドロップ
  4. 「保存する」をクリック

file.png

ファイルアップロードの参考記事

Webサイトを取り込む場合

QAIPダッシュボードで

  1. サイドメニューの「クロール」をクリック
  2. 「新規作成」をクリック
  3. URLを入力
  4. 「保存する」をクリック

crawl.png

Webサイトクロールの参考記事

その他のデータソースから取り込む場合

Google Drive、GitHub、Notionなどは、以下の公式ドキュメントを参照してください。

処理完了の確認

処理が完了すると、ステータスが「Success」になります。

success.png

データの取り込み処理には時間がかかる場合があります。

ステップ2: APIキーを発行

QAIPダッシュボードで

  1. サイドメニューの「APIキー」をクリック
  2. 「新規作成」をクリック
  3. キー名を入力(例:「Dify連携用」)
  4. 「保存する」をクリック
  5. 生成されたAPIキーをコピー

api.png

ステップ3: Difyにプラグインをインストール

プラグインのインストール

Difyマーケットプレイスのqaip-searchをインストール

APIキーの設定

Difyで

  1. 「プラグイン」画面を開く
  2. インストールされた「qaip-search」をクリック
  3. 「APIキー認証設定」をクリック
  4. ステップ3でコピーしたAPIキーを入力
  5. 「保存」をクリック

plugin_api_key.png

ステップ4: ワークフローを設定

チャットフローまたはワークフローの編集画面で、パラメータ抽出ブロックとQAIP-SEARCHプラグインを追加します。

本記事では、新しくチャットフローを作成するケースを例に説明します。(すでに作成済みのチャットフローやワークフローに追加する場合も同様の流れで追加できます。)

チャットフローを作成

  1. 「スタジオ」画面を開く
  2. 「最初から作成」をクリック
  3. 「チャットフロー」を選択して作成する
  4. チャットフローの編集画面が開く

新しく作成したチャットフローの編集画面
workflow1.png

パラメータ抽出ブロックを追加

  1. 「開始」と「LLM」をつなぐ線上で「+」ボタンをクリック
  2. ブロックのリストから「パラメータ抽出」をクリック
  3. パラメータ抽出ブロックが追加される

QAIP-SEARCHプラグインを追加

  1. 「パラメータ抽出」と「LLM」をつなぐ線上で「+」ボタンをクリック
  2. 「ツール」→「プラグイン」を選択
  3. 「qaip search」→「qaip-search」を選択
  4. QAIP-SEARCHプラグインが追加される

以下のように、パラメータ抽出ブロックとQAIP-SEARCHプラグインを追加する。
workflow2.png

QAIP-SEARCHプラグインは、ユーザーの質問から検索キーワードを自動的に抽出する必要があります。そのため、パラメータ抽出ブロックを先に配置して、質問文を適切に処理する必要があります。

設定を行う

  1. パラメータ抽出ブロックをクリックして設定を行う
  2. QAIP-SEARCHプラグインをクリックして設定を行う
  3. LLMブロックをクリックして設定を行う

パラメータ抽出ブロックの設定例

「ツールからインポート」をクリックすると変数がセットされます。

QAIP-SEARCHプラグインの設定例

LLMブロックの設定例

設定例は基本的な設定のみを示しています。
利用可能なモデルからお好みで選択できます。

動作確認

プレビュー機能で実際に質問してテストします。
取り込んだデータに基づいた適切な回答が返されることを確認できれば完成です。

以下は、QAIPドキュメントのデータソース説明ページ(https://developer.qaip.com/docs/datasources 以下)をクロールで取り込んだときの応答例です。

chat.png

活用例

  • 社内ヘルプデスク: 規定やマニュアルを取り込み、従業員からの問い合わせに自動対応
  • カスタマーサポート: 製品マニュアルやFAQを活用し、顧客サポートの品質を向上
  • ナレッジ管理: 蓄積された文書やレポートを統合し、組織のナレッジベースとして活用

まとめ

QAIPのDifyプラグインを使えば、高度なAIチャットボットを簡単に実装できます。

ポイント:

  • プログラミング知識不要
  • ファイルやWebサイトなど様々な形式のデータを取り込める
  • 既存のDifyアプリケーションにそのまま追加可能

参考

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