今回はコードの話ではなく、私たちデータ分析システム部が部署として掲げているVMV(Vision・Mission・Value)と、そのなかでも一番大事にしている「信頼」というキーワードについて紹介したいと思います。データエンジニアという職種がなぜ「信頼」を軸に据えるのか、その背景も含めてお話しします。
注意
執筆に当たり細心の注意を払っておりますが、不十分な説明や誤りがある可能性もございます
目次
- データ分析システム部のVMV
- なぜ「信頼」を大事にしているのか
- データ分析基盤『虎すと』に込めた想い
- 「信頼貯蓄」という考え方
- 信頼を積み重ねるためにやっていること
- まとめ
- 採用情報
データ分析システム部のVMV
私たちデータ分析システム部では、以下のようなVision・Mission・Valueを掲げています。
Vision
『データの力で、誰もが迷わず価値を生み出せる世界をつくる』
Mission
『信頼性と拡張性のあるデータで、事業の意思決定と価値創造を後押しする』
Value
- 『信頼を築く』信頼性、完全性を備えたデータとシステムを提供し、常に「安心して使える」データを提供する
- 『共に創る』ニーズに寄り添った設計と改善を通じて、共に価値を生み出す文化を育む
- 『進化を止めない』技術革新や業務変化を想像し、柔軟かつ成長性のある体制を持ち続ける
こうしたチームの軸を決めることには、以下のような意味があると考えています。
- 日々の意思決定、優先順位の軸になる
- メンバーの目的意識を高める
- 認識を揃え、共通言語を持つ
- 目指す姿を明文化することで、他部署や経営層とのコミュニケーションをとりやすくする
- 中長期の進化や成長を見越した設計を、同じ目的意識で行える
- 成果を振り返りやすくする
VMVは作って終わりではなく、部署内で何度も繰り返し話すことを意識的にやっています。掲げるだけでなく、日々の会話や意思決定の場に浸透させて初めて意味を持つと考えているからです。
なぜ「信頼」を大事にしているのか
私たちが掲げるValueのなかでも、一番大事にしているキーワードが『信頼』です。
データエンジニアという仕事は、通常のアプリケーション開発エンジニアとは少し立ち位置が異なると感じています。データエンジニアは、ビジネスと技術の間に立つ「橋渡し役」のような存在です。
自部署で完結できる業務は少なく、どのプロジェクトも、ビジネス側・開発側それぞれに多くの協力者がいて初めて成功するものばかりです。データを整備するだけでも、依頼元のビジネス背景を理解し、他システムの開発チームと連携し、利用者にとって使いやすい形に落とし込む必要があります。
そのため、技術力を持っていることは当たり前の前提であり、それに加えて次のような能力が求められる、かなり高度な職種だと考えています。
- 技術力:データ分析基盤を正しく、拡張性を持って構築・運用する力
- ドメイン知識:ビジネスの背景や意図を理解する力
- 調整力:多くの関係者を巻き込み、プロジェクトを前に進める力
これだけ多くの関係者を巻き込みながら仕事を進める職種だからこそ、「このチームに任せれば安心だ」と思ってもらえる信頼が、何よりの土台になります。信頼がなければ、そもそも協力を得られず、プロジェクトが前に進みません。
データ分析基盤『虎すと』に込めた想い
私たちが「信頼」をどれだけ大事にしているかを象徴するエピソードとして、現在運用しているデータ分析基盤の名前があります。
私たちのデータ分析基盤には、『虎すと』という名前をつけています。これは英語の Trust(信頼) から取った名前です。
最初は英語のまま「Trust」という名前にする案もありました。ですが、英語のままだとどうにもスタートアップのプロダクト名っぽくなってしまい、もっと親しみやすく、可愛らしい名前にできないかと部内で話し合いました。その結果生まれたのが『虎すと』です。
「信頼貯蓄」という考え方
私たちは信頼貯蓄を増やすことを意識して活動してきました。信頼貯蓄とは、日々の小さな仕事の積み重ねによって、周囲からの信頼を少しずつ貯めていくという考え方です。
一つひとつの依頼に丁寧に応え、約束したことを守り、品質の高いデータとアウトプットを提供し続ける。その積み重ねが、ビジネス側や他部署からの信頼という「貯蓄」になっていきます。
これからも方針は変わりません。信頼貯蓄を増やし続け、仲間を増やし、影響力を拡大していくことを引き続き目指しています。信頼は一度得たら終わりではなく、継続的に積み立て、時には取り崩されないよう維持していくものだと捉えています。
信頼を積み重ねるためにやっていること
信頼貯蓄を増やしていくために、部署として大事にしていることが4つあります。
1. 相手の期待値を把握し、それを上回る120%のパフォーマンスを出し続ける
信頼貯蓄を積むために、もっとも直接的なアクションだと考えているのがこれです。依頼された内容をただこなすのではなく、相手が何を期待しているかを正確に把握し、その期待値を超えるアウトプットを出し続けること。この積み重ねが、信頼という貯蓄になっていきます。
2. 常に相手の立場になって考える
その土台にあるのが「常に相手の立場になって考えること」です。ビジネス側なのか、開発側なのか、あるいは同じチームのメンバーなのか。相手が置かれている状況を想像し、その視点に立って動くこと。特別なスキルというより、人として「当たり前」のことができるかどうか、という基本的な姿勢だと捉えています。
3. 『個』ではなく『チーム』としての成果を第一に考える
その上で、信頼貯蓄は個人ではなくチームとして積み上げていくものだと考えています。個人の成果よりも、チームとしての成果を第一に考えること。それを実現するために、メンバーそれぞれの得意領域を活かし、苦手な部分は互いにカバーし合うことを大事にしています。データエンジニアに求められる能力は幅広く、全員が同じスキルセットを均等に持つ必要はありません。それぞれが得意な領域を担い、苦手な部分は互いに補い合うことで、チーム全体としてのアウトプットを最大化していきます。
4. 同じ目標を持って活動する
得意領域はバラバラでも、向かう方向がバラバラでは信頼は積み上がりません。だからこそ、みんなで同じ目標を持って活動することが、どの部署よりも大事だと考えています。VMVを部署としてしっかり持ち、何度も繰り返し言葉にして共有し続けているのは、このためです。
まとめ
データ分析システム部のVMVと、私たちが大事にしている「信頼」というキーワードについて紹介しました。
データエンジニアはビジネスと技術の橋渡し役であり、自部署だけで完結する仕事はほとんどありません。技術力に加えてドメイン知識と調整力が求められる職種だからこそ、私たちは相手の期待値を把握してそれを上回るパフォーマンスを出し続けること、そして常に相手の立場になって考えることを大切にしています。
その上で、個ではなくチームとしての成果を第一に考え、それぞれの得意領域で互いをカバーし合いながら、同じ目標に向かって活動することを意識しています。
データ分析基盤『虎すと』の名前にも、そんな私たちの価値観が込められています。
これからも、信頼貯蓄を増やし続け、仲間を増やし、影響力を拡大していくことを目指して活動していきます。
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