Windows 10 20H1 からの新機能「サインイン時のアプリの再起動の制御」を試してみたいと思います。
Windows Insider Program に参加する
Windows 10 20H1 は Windows Insider Program に参加されている方であれば既にインストールすることが可能です。
参考情報 : Windows Insider Program に参加する方法
Insider Preview のページは少し挙動がおかしいので、ここから直接 ISO のダウンロードのページに飛んでも大丈夫です。
参考情報 : Windows Insider Preview Downloads
新機能について
今回の新機能「サインイン時のアプリの再起動制御」ですが、Microsoft の Insider Preview の Docs には以下の様な記載がありました。
Windows によって、新しいアプリの再起動設定が制御されるようになりました。 有効にすると、Windows をサインアウト、再起動、またはシャットダウンするときに、Windows によって再起動可能なアプリが自動的に保存され、次回サインインしたときにアプリが再起動されます。 この設定は既定でオフになっており、[設定] > [アカウント] > [サインイン オプション] でいつでも変更できます。また、スタート メニューまたは検索ボックスで「アプリの再起動」を検索して見つけることができます。
参考情報 : サインイン時のアプリの再起動の制御
これまで再起動する際にはすべてのアプリを一度閉じて、再起動したのちに再び開く必要がありましたが、この機能があればその必要もなくなりそうです。では実際に Insider Preview の ISO から Hyper-V で検証環境を作って試してみます。
参考情報 : Windows Insider Preview の ISO をダウンロードする
実際に使ってみる
今回の検証環境は、Azure 上に Windows Server 2019 を立て、その上に Hyper-V で Windows 10 クライアントを作成しました。Azure 上に検証環境を立てると VHD などにせずに、パスワードを渡せば他の人にも試してもらえるのでとても便利です。過去に記事で検証環境の作成方法について触れていますのでもし興味があれば見てください。
参考情報 : Azure VM の Hyper-V で Nested Virtualization を使い色々試せる検証環境を構築する
Hyper-V の Windows 10 クライアントに 20H1 をインストールしたら念のためバージョンを確認しておきましょう。バージョン確認は、[設定] > [バージョン情報]
で確認することが出来ます。
サインイン時のアプリの再起動の設定は、[設定] > [アカウント] > [サインインオプション]
で設定できます。
では試しに、メモ帳
と フィードバック Hub
を立ち上げたまま再起動して見ましょう。(GIFです↓)
このように編集中だったメモ帳が再起動時に立ち上がってきました。これは良いですね!!フィードバック HUB もタスクバーに立ち上がっていました。
ただ書いた内容は保存されていない様です。編集中のドキュメントがある場合は注意が必要ですね!
なかなか便利な機能なので、次回はどういったアプリがどのディレクトリにデータを所持するのか Procmon などを用いてみてみたいと思います!