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GCS FUSEを使いローカルディレクトリとGCSを同期させる ~Mac~

Last updated at Posted at 2020-08-18

GCS FUSE を使い GCE 内のディレクトリと GCS を同期させる ~Mac~

環境

MacOS X 10.15.5 (Catalina)
Homebrew 2.4.9
Google Cloud SDK 304.0.0
osxfuse 3.11.0
gcsfuse 0.30.0

GCP アカウント登録

【画像で説明】Google Cloud Platform (GCP)の無料トライアルでアカウント登録

Google Cloud SDK のインストール

Google Cloud SDK のインストール ~ 初期化

プロジェクト作成

Google Cloud SDK でプロジェクトを作成する

FUSE の設定

osxfuse のインストール

$ brew cask install osxfuse

gcsfuse のインストール

$ brew install gcsfuse

パスが通らない場合はシンボリックリンクを作成
※ 冒頭に記載の環境ではインストール後自動でリンクがはられていたため下記操作は不要でした。

ln -s /usr/local/Cellar/gcsfuse/${インストールしたgcsfuseのバージョン}/bin/gcsfuse /usr/local/bin/
ln -s /usr/local/Cellar/gcsfuse/${インストールしたgcsfuseのバージョン}/sbin/mount_gcsfuse /sbin/

PC 側のセキュリティ設定

osxfuse の許可

システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > プライバシー > フルディスクアクセス

スクリーンショット 2020-08-14 16 26 54

アプリケーションにフルディスクアクセス権限を付与

システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > プライバシー > フルディスクアクセス
から、利用するアプリケーションにチェック
下記はiTermVSCodeにアクセス権限を与えている例です。

※ フルディスクアクセス権限は macOS Mojave から導入されたセキュリティ機能。
許可したアプリケーションのみ重要データにアクセスすることができるように管理。

アプリケーションの認証

アプリケーションが API にアクセスするための認証。

gcloud auth application-default login

確認

gcloud auth application-default print-access-token

Token が出力されれば OK です。

マウントするディレクトリを作成

$ mkdir ./test

GSC バケットを作成

$ BUCKETNAME='your-bucket-name'
$ gsutil mb gs://$BUCKETNAME

対象ディレクトリを GSC バケットにマウント

バケットの指定にgs://は不要なので注意。

$ gcsfuse $BUCKETNAME ./test

確認

ファイルを作成

$ touch ./test/test.py

バケットの中身を確認

$ gsutil ls gs://$BUCKETNAME

gs://your-bucket-name/test.py

同じファイルが入っていれば OK です。

中身がある場合はどうなる?

ローカルディレクトリの中身がGCSバケットと同じ状態になります。
ローカルディレクトリにファイルなどが入っていた場合、削除されてしまったように見えますが隠れているだけです。
下記手順でマウントを解除することで元の状態にもどります。

マウントを解除

アンマウントする場合もgs://は不要。

$ umount $BUCKETNAME

マウントしたディレクトリを削除

マウントした状態のディレクトリは削除できないので、アンマウントしてから削除するようにします。
マウント中に削除しようとすると、このようなエラーが出ます。

rm -rfi ./test

rm: test/: Resource busy

GCE上でやってみる

こちらもよろしければ

GCS FUSEを使いGCE内のディレクトリとGCSを同期させる ~GCE x Ubuntu~

おしまい

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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