【初めてのGoogle Cloud Platform (GCP)】
Google Cloud Platform (GCP) はGoogleが提供するクラウドサービスで、AWSやAzureと並ぶ主要なクラウドプラットフォームの一つです。
GCPを使うと、サーバーを立てなくてもアプリを構築できたり、データ分析をすぐに行えたりします。本記事では、初心者にむけてGCPの概要と使い始めるための手順を簡単に紹介します。
【GCPの主要サービス】
GCPには多くのサービスがありますが、初心者にとって特に重要なものを一部紹介します。
1. Compute Engine (GCE)
サーバーをレンタルすることができるサービス。AWSのEC2に相当。
2. App Engine (GAE)
サーバーを立てなくてもアプリを動かせるPaaS。
3. Cloud Run
コンテナーベースのアプリを運用できる。サーバー管理が不要で、すぐに動かせるのが特徴。
4. Cloud Storage
ファイルなどをサーバーに保存できるストレージサービス。
5. BigQuery
大量データを速く分析できるデータ分析サービス。SQLクエリを使って便利に判断出来る。
【GCPを無料で使い始める】
初めてGCPを使う場合、新規登録で$300のクレジットが付与されます。これを利用すると無料でGCPの多くのサービスを使うことができます。
GCPの登録手順
1.Google Cloudサイトにアクセス
2.グーグルアカウントでログイン
3.無料登録を完了させる
4.$300のクレジットを利用していろいろ試す
【実践: Cloud RunでHello World】
簡単なGCPの使い方の例として、Cloud Runに「Hello World」をデプロイしてみましょう。
実践手順
GCPコンソールからCloud Shellを開く
Dockerコンテナを構築する
echo -e "FROM alpine:latest\nCMD echo 'Hello, World!'" > Dockerfile
docker build -t hello-world .
Cloud Runにデプロイ
gcloud run deploy hello-world --image=gcr.io/<YOUR_PROJECT_ID>/hello-world --platform=managed
これで、Cloud Run上でHello Worldが動くようになります。
【おわりに】
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
最近、Firebaseを使ってチャット機能を実装中なのでGCPについて書いてみました