CloudFrontの月間転送量をAWS CLIで取得する

CloudFrontの月間転送量をAWS CLIで取得するコマンドです。
そんなに難しくないだろうと思っていましたが、恥ずかしながらハマってしまったので、メモとして残しておきます。

AWSコンソールのCloudWatchでは期間を30日にしても、開始日と終了日がずれてしまい、正確な数値が取得できません。AWS CLIで開始日と終了日を指定することで、1ヶ月分の転送量やリクエスト数を取得することができます。

CloudFrontのメトリクスは、リージョンをus-east-1と指定する。ここまではよかったが....、下記のコマンドではデータが取得できない。

$ aws cloudwatch get-metric-statistics \
   --namespace "AWS/CloudFront" \
   --dimensions Name=DistributionId,Value=XXXXXXXXXXX \
   --metric-name "BytesDownloaded" \
   --statistics Sum \
   --start-time "2017-10-01T00:00:00+09:00" \
   --end-time "2017-11-01T00:00:00+09:00" \
   --period 2678400 \
   --region us-east-1
{
    "Datapoints": [], 
    "Label": "BytesDownloaded"
}

AWSのドキュメントによると、CloudFrontのメトリクスは、下記のディメンションを2つ指定する必要ありました。

ディメンション	説明
DistributionID	メトリクスを表示するディストリビューションの CloudFront ID。
Region	メトリクスを表示するリージョン。この値は、Global である必要があります。Region ディメンションは、CloudFront のメトリクスが保存されているリージョン (米国東部（バージニア北部）) とは異なります。

$ aws cloudwatch get-metric-statistics \
    --namespace "AWS/CloudFront" \
    --dimensions Name=DistributionId,Value=XXXXXXXXXXX Name=Region,Value=Global \
    --metric-name "BytesDownloaded" \
    --statistics Sum \
    --start-time "2017-10-01T00:00:00+09:00" \ 
    --end-time "2017-11-01T00:00:00+09:00" \
    --period 2678400 \
    --region us-east-1 \
{
    "Datapoints": [
        {
            "Timestamp": "2017-09-30T15:00:00Z", 
            "Sum": XXXX.0, 
            "Unit": "None"
        }
    ], 
    "Label": "BytesDownloaded"
}

参考サイト

AWS の名前空間
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/aws-namespaces.html

Amazon CloudFront のメトリクスおよびディメンション
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/cf-metricscollected.html