概要
この記事は、DotSimulateという方が作ったStable Diffusion WebUIのAPIを叩くtoxを使うまでの導入についてです。月10ドルで、toxの更新や画像生成のおもしろい情報がPatreon課金者のみのDiscordでやり取りされています。
toxの中身は公開しないので、紹介と導入の記事です。
TouchDesignerで生成すると
- 生成画像の連番を動画にしやすい
- 入力画像にインタラクティブ要素を入れやすい
という、入出力で遊べるメリットを感じました。
WebUIのBatch countを上げて複数バリエーションを出してこのプロンプトでいけそう→TouchDesignerで試す
みたいな使い分けをしています。
参考例
カメラ入力
3Dシーンと切り替え
カメラアングルを固定して画像生成し、背景を切り替えました
オーディオビジュアルライブ
Stable Diffusionで生成したものを素材に使ったオーディオビジュアルライブをしました。
環境
OS:Windows10
CPU:i7 10700
GPU:RTX 3070(8GB)
TouchDesigner:2022.32660、2022.32120
ちなみにVRAMが8GBだとtoeファイルを2つ立ち上げた状態で画像生成できないのが難点です。
手順
すごい簡単に使えます。
toxを置いて、Launch-api.bat
でAPIを呼ぶだけ。
1. TouchDesignerとStable Diffusion WebUIをインストール
Stable Diffusion WebUIの導入はこちら
2. batファイルの作成
以下のようにLaunch_api.bat
を作成して、webui-user.bat
と同じstable-diffusion-webui
フォルダ内に置きます。--api
さえ書いてあればOKです。
@echo off
set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=--api --他のオプション
git pull
call webui.bat
Launch_api.bat
を叩いてWeb UIと同じように、以下が表示されたら準備完了です。
Running on local URL: http://127.0.0.1:7860
To create a public link, set `share=True` in `launch()`.
自分はこれもバッチファイルを作ってます。
call どこかanaconda3\Scripts\activate.batのパス
call activate 環境の名前
cd stable-diffusion-webuiのパス
call Launch_api.bat
バッチファイルをスタートメニューにピン留めする方法
注意
toxからはモデルの切り替えができません。
Launch-api.bat
で立ち上げた後、http://127.0.0.1:7860/にアクセスしてWebUIから変更できます。
おまけ:別PCやスマホからAPIを叩いて画像生成する
これの通りにやったらよろしい。
--api
のところに--listen
を追加するだけ。
同じネットワークにつながった別PCでhttp://(サーバー側PCのIPアドレス):7860
にアクセスするとWebUIが立ち上がるはずです。
https
だと繋がらないので要注意。