1.はじめに
今回は、アーツカレッジヨコハマITアプリアイディアコンテストに向けて、島田市を対象にアプリを企画しました!島田市は、大井川をはじめとした豊かな自然環境があり、江戸時代の情景を残す川越遺跡や、日本一の広さを誇る大茶園、世界一長い木造歩道橋の蓬莱橋、日本で唯一年間300日以上SLを運行する大井川鐡道など、歴史や文化がたくさんある市です。(「住んでご島田」より引用)
しかし、そんな美しい歴史のある島田市でも、ゴミのポイ捨てや分別に関しての環境問題は大きな課題として挙げられています。
そのため、”ゴミ”に関する環境問題をベースにアプリのアイディアを考えてみました。
2.課題
クリアパトロール!~“ごみゼロ×ウォーキング“でまちと健康を守る~
上記の記事(はじめに)でお伝えした通り、ポイ捨てやゴミの分別など、ゴミに関する環境問題を課題に設定しました。
島田市では、伊太谷川清掃活動などの「しまだエコ活動」が行われています。
しかし、実際は市内の田んぼや道路にゴミがぽ捨て去れていたり、公共施設でもゴミを片付けずに帰ってしまったり、市民のゴミに対する意識の薄さがうかがえます。
静岡県内でも、掛川市などに比べると、島田市は「分別しなくても燃えるからいいや」と言ってゴミを分別せずにゴミ出しする家庭が多いそうです。※作者調べ
さらに、情報化が進んでいる今、パソコンを使う授業・仕事が増えてきています。そのため、座って過ごす時間が多く、体育の授業や登下校中でしか運動する時間がほとんどありません。
社会人に至っては、ウォーキングやランニングなどを趣味にしている人でない限り、運動をする機会はないと思います。2019年のベースメントapps株式会社による、社会人対象にしたアンケートでは「運動をしていない」52%と言う結果が公表されています。
これを解決すべく、ゴミ問題への取り組みと運動をかけ合わせたアプリ開発をすれば、楽しく健康的な生活が送れるのではないかと思いました。
3.アプリ内容
学校帰りに、通勤中に、散歩をしながら、島田市内をパトロール!町に落ちているごみを楽しく拾って町中に花を咲かせよう!★主な内容
・GPSを使用した歩数計測
・地域イベントやゴミ回収日を記載したカレンダー
・ゴミ回収場所や施設をピックアップしたマップ
・ゴミの分別や環境問題についてを学べるストーリー
────その他詳細────
★どんなアプリ?
ゲーム感覚で楽しく歩き、ゴミを拾って心もまちも美しく・きれいにしよう!
島田市内にポイ捨てされているゴミの処理を促進するアプリ。自宅から出たゴミなども正しく捨てるように促進する。 また、GPSを使用した歩数計測をし、ゴミ拾いによって市内をきれいにしながら歩くことによる健康活動を行うことができる。 毎週ミッションを設け、市のゴミ出しの日に指定時間内に分別して捨てたり、ポイ捨てを処理したりするごとにポイントがたまり、ポイント数によって報酬がもらえるシステム。コンビニや市役所などの店舗や施設と協力したスマホとリンクしてゴミを捨てることができるゴミ箱(機械)を設置し、防犯カメラ等で不正や犯罪を防止しながらゴミを処理していく。ゴミを分別して捨てると、機械のパネルにQRコードが表示され、読み込むとアプリのマップ内の現在地周辺に花が咲き、自然豊かな島田市へと成長していく。同時にポイントが貯まる。ごみを分別できなかった場合や不正行為をした場合はポイントが減ってしまう。
報酬はPaypay、図書カード、島田市で開催されるイベントの縁日券。ゲームを通じて様々な地域イベントに参加し、島田市を活性化させていく。
★特徴
実際に体を動かしながらアプリを楽しむことができる。島田市の各地区のゴミ出しの日やごみ処理場などのゴミ捨て場や、島田市のイベントが行われる日程やスポットをアプリ内のマップに表示することで、島田市をきれいにしながらまちを活性化させることができる。
ゴミを捨ててポイントを貯め、ストーリーを進めていく。貯まったポイントで報酬を受け取ることができる。既存のウォーキングアプリ(pokemonGO、PikminBloomなど)にはないストーリー要素を組み込むことで、自分が「町を守るヒーロー(主人公)」になった気分で主体的に活動することができる。アプリ名「クリアパトロール」は「clean(掃除する)」と「patrol(<町を>見回る)」という意味である。高校生を主なターゲットとしているが、小さな子供の興味・関心を持たせるため、カタカナ表記にし、「パトロール」と言った警察官などの職業を意識させる、子供でも分かりやすい言葉を選択した。
ゴミ回収日や島田市内のイベントが記載されたカレンダーを取り入れ、自己管理が徹底できるようなシステムを目指した。
ユーザーがポイ捨てゴミを拾った場所をマークする機能により、島田市内をユーザーとともに調査し、どの場所にゴミが捨てられやすいかを統計することで、島田市内の環境をボランティア活動やアプリを通して守ることができる。
4.操作画面
簡易版ですが、Marvelappでアプリの操作画面を描いてみました!
この記事の最後にプロトタイプのQRコードとリンクを記載しているので、読み込んできてください!
5.分析
ペルソナ → カスタマージャーニーマップ → SWOT分析 → STP分析 → 4P分析の順で行いました。6.感想
盛り込みたい設定がたくさんあり、設定のバリエーションが多く大変でしたが、どんな機能を組み合わせればよいか考えるのがとても楽しかったです。
ユーザーが楽しく利用できるように、ゲームのようにストーリー要素などを盛り込みました。既存のゲームを参考に、ユーザー自身が行動することで報酬がもらえるシステムや目標設定、ゴミ回収日や島田市内のゴミ捨て場の表示によって、ユーザーの生活に寄り添った内容を意識しました。
人間の行動力の源は「楽しい」「面白い」と思う感情だと思います。ユーザーが楽しくアプリを利用でき、目標をもって生活できたら良いなと思います。
▼プロトタイプのQRはこちら
▼PCの方はこちらのリンクから
https://00m.in/YfBcS
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