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【課題】No.2 終了時に実行されるマクロの作成【Excel VBA】

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はじめに

この課題は全10問中2問目の課題です。
着任時に取り組むことができるExcel VBA初学者向けの課題を作成しました。
今回の課題では、終了時に自動的に実行されるマクロを作成していただきます。
アプリケーションの終了処理を制御する方法を学び、業務効率化やUXの向上に役立てていただければと思います。

目次

目的

終了時に実行されるマクロの作成方法を学び、アプリケーションの終了処理を制御する方法を理解することを目的とします。この課題を通じて、ユーザーがExcelファイルを閉じる際に確認メッセージを表示し、意図的な操作でのみ終了させる方法を実践的に学びます。

前提

この記事の内容を理解するためには、以下の参考記事を先に読むことをおすすめします。
VBAの基礎を理解して課題に取り組んでください。

課題内容

Excelファイルを閉じる際に、自動的に「終了します。」のメッセージボックスを表示して閉じるマクロを作成してください。

実装手順

1. Workbook_BeforeClose イベントを利用する

Workbook_BeforeClose イベントは、Excelブックが閉じられる直前に実行されるイベントです。このイベントにVBAコードを記述することで、ファイルが閉じられる前に特定のアクションを実行することができます。たとえば、ユーザーに確認を求めたり、保存を促すメッセージを表示することが可能です。

2. マクロのコードを記述する

  1. ExcelのVBAエディタを開いてください (Alt + F11)
  2. 「ThisWorkbook」をダブルクリックし、以下のコードを入力します
    ※課題内容に取り組み、プログラムを開発した後に確認してください
Private Sub Workbook_BeforeClose(Cancel As Boolean)

    ' 終了メッセージを表示する
    MsgBox "終了します。", vbInformation
    
End Sub

このコードは、Excelファイルを閉じるときに「終了します。」というメッセージボックスを表示し、その後ファイルが閉じられます。コードを入力した後、F5キーを押すか、VBAエディタの「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。

まとめ

今回の課題では、Excelファイルを閉じる際にユーザーへ確認を求めるマクロを実装しました。これにより、意図しないファイルの終了を防ぎ、ユーザーにとってより安全な操作を実現できます。実際の業務に応じて、他の確認メッセージや処理を追加することで、さらにカスタマイズ性を高めることが可能です。

参考記事

  1. ブックを閉じるときにマクロを自動的に実行する
  2. ブックが閉じる時に自動実行(Workbook_BeforeCloseとAuto_Close)
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