はじめに
この課題は全10問中4問目の課題です。
着任時に取り組むことができるExcel VBA初学者向けの課題を作成しました。
今回の課題では、If文を使用して条件付きのメッセージボックスを表示するマクロを作成していただきます。条件分岐の基礎を学び、実際の業務での応用を目指します。
目次
目的
If文の基本的な使用法を理解し、条件分岐の基礎を学ぶことを目的としています。この課題を通じて、ユーザーが入力した数値に応じてメッセージを表示する方法を実践的に学びます。
前提
この記事の内容を理解するためには、以下の参考記事を先に読むことをおすすめします。
VBAの基礎を理解して課題に取り組んでください。
課題内容
ユーザーに数値を入力させ、その値が10以上の場合は「10以上です」と表示し、10未満の場合は「10未満です」と表示するマクロを作成してください。
実装手順
1. 標準モジュールを追加する
標準モジュールは、複数のシートやブック全体で使用できるマクロを格納するための場所です。VBAエディタで新しい標準モジュールを追加します。
2. マクロのコードを記述する
- ExcelのVBAエディタを開いてください (
Alt + F11
) - 「挿入」→「標準モジュール」を選択し、以下のコードを入力します
※課題内容に取り組み、プログラムを開発した後に確認してください
Sub CheckValue()
' ユーザーに数値を入力させる
Dim userValue As Long
userValue = InputBox("数値を入力してください。")
' 入力された値に基づいてメッセージを表示する
If userValue >= 10 Then
MsgBox "10以上です。"
Else
MsgBox "10未満です。"
End If
End Sub
このコードは、ユーザーに数値を入力させ、その値が10以上か10未満かによって異なるメッセージを表示するマクロです。コードを入力した後、F5
キーを押すか、VBAエディタの「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。
まとめ
今回の課題では、If文を使用して条件付きメッセージボックスを表示する基本的なマクロを実装しました。これにより、条件分岐の基礎を学ぶことができます。今後はこの基本を応用して、さらに複雑な条件分岐に挑戦してみてください。