はじめに
あるパッケージがどのパッケージに依存しているかをかんたんに可視化して把握したい場合があると思います。debtree パッケージを graphviz と併用すればかんたんにできます。
インストール
debtree と graphviz をインストールします。
apt install debtree graphviz
依存を可視化する
可視化したいパッケージ名を指定できれば、
dpkg -l | grep ufw # 存在確認
かんたんに依存するパッケージを可視化できます。
debtree ufw | dot -T png -o ufw_deps.png
ここでは、Qiitaに貼り付ける画像を出力するために -T png を指定てPNG形式の画像を出力しましたが、svg などさまざまな画像フォーマットを選ぶことができます。デスクトップ環境がある場合は、x11 を利用することでその場で可視化することも可能です。
debtree ufw | dot -T x11
逆依存を可視化する
逆依存を可視化するために -R --show-rdeps オプションを使用できます。
ただし、-R 単体だと、システムに実際にはインストールされていないパッケージもたくさん表示されてしまうので、-I --show-installed オプションもつけて、インストールされているパッケージ限定で表示したほうがよいでしょう。
debtree -R -I iptables | dot -T x11
docker-ce や ubuntu-standard が iptables に依存していることがわかりますね。
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