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LangChainを学びたい(Step5:入力の柔軟化(Step5:RAGの概要を学ぶ))

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はじめに

前回までの続きになります。今回はRAGを使って図鑑の検索を進めていきます!そもそもRAGの定義があいまいな理解な部分もあるので、今回もChatGPTに教えてもらいながら進めていきます!

そもそもRAG(Retrieval-Augmented Generation)とは?

AI が外部データを検索して、その情報だけを使って答える仕組み

ChatGPT や Gemini の「記憶」で答えるのではなく、
あなたが用意した JSON・PDF・テキスト・DB を参照して回答を作る AI


💡 RAGのメリット

  • 最新データや社内データにも対応できる
  • 間違った回答(幻覚)が減る
  • 自分専用の“AI図鑑”や“AIマニュアル”が作れる
  • LLM を「調べて答えるAI」にできる

→ちょっとまだイメージがあやふやなので、図とか書きながら理解を深めていきます!!

RAGを使ったポケモン図鑑の構築

RAGは大きく3つのフェーズがあります。知識ベースの準備,ユーザー質問の理解と検索,回答の生成。フローにまとめると以下のような図になります!

🟩 Step 1:知識ベース(ナレッジベース)を準備する

まず最初に行うのは、AI が参照できる専用の“図鑑DB”を作ることです。
ここは料理でいう「仕込み」にあたる工程。

👉 このフェーズでやること

  • 複数の情報源を集める
    (公式ドキュメント、PDF、テキスト、Web、社内資料 etc.)
  • 情報を整理・クリーニングする
    (不要部分の除去、タグ除去、改行整理など)
  • データ化(構造化)する
    (JSON化、Markdown化、テキスト化、チャンク分割など)
  • ナレッジベースに格納する
    (RDB / JSONデータベース / ベクターストア)

👉 何をしているのか?

「AIがあとで参照できる知識の土台をつくる」フェーズ。

LLMに“覚えさせる”のではなく、
**「参照できる資料を外に用意しておく」**という考え方が重要です。


🟦 Step 2:ユーザー質問を理解し、ナレッジベースを検索する

次に、ユーザーから質問が来たとき、
その質問の意味を解釈し、ナレッジベースから必要な情報を取り出します。

👉 このフェーズでやること

  • 質問文を読み取り、余計なノイズを取り除く
    (スペース除去、表記揺れの統一、正規化など)
  • 質問の意味を抽出する
    (キーワード抽出・Embedding による意味ベクトル化)
  • ナレッジベースに問い合わせる
    • JSON / RDB:条件検索
    • ベクターストア:意味検索(類似度検索)
  • 必要な情報だけを抽出する
    (該当ポケモンの説明文、属性情報など)

👉 何をしているのか?

「ユーザーの曖昧な質問を、機械が検索できる形に変換する」フェーズ。

検索の結果取り出されるのは、
回答の材料(コンテキスト) です。

この材料を使って、次のステップで回答が作られます。


🟧 Step 3:AI(LLM)が回答を生成する

最後に、Step2で取り出した“材料”をもとに、
AI(Gemini/GPT)が文章として回答を作成します。

👉 このフェーズでやること

  • 質問(ユーザー原文)
  • コンテキスト(検索で集めた材料)

この2つを LLM に渡す。

👉 LLM が生成する内容

  • 図鑑風の説明
  • 要約
  • 比較
  • 解説
  • 注意点の提示

など、多様なアウトプットが可能。

👉 何をしているのか?

「検索で集めた“事実”だけを使って、自然な文章を作る」フェーズ。


📝 3Stepまとめ(超重要)

Step 名前 役割
Step 1 知識ベース準備 AI が参照するデータを作る
Step 2 質問理解と検索 質問の意味を理解し、必要な情報を集める
Step 3 回答生成 集めた材料をもとに、AIが文章として回答

最後に

今回は、RAGの概要を学びました!次回からは実際にベクトルDBを使って実装をしていこうと思います!!

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