Y子です。
今日は、グローバルIPアドレスを取得し、変数に格納してみます。
やり方はいろいろあると思いますが、わたしが思う一番簡単な方法で作ってみました。
概要・用途
自分のグローバルIPアドレスを取得して、変数に格納します。
IPアドレスとドメイン名を関連付けたい場合など、グローバルIPアドレスを知りたい場面で使えると思います。
【確認環境:Windows 10 Home (Bld. 19042.928)】
コード
以前の記事 に、curl
を使ってネット上のファイルをダウンロードする方法を書きました。
今回は、その応用です。
アクセスした端末のグローバルIPアドレスを、シンプルにテキスト表示してくれるサイトがありますので、その結果を変数に格納します。
※プロキシ認証の対応方法は、 以前の記事 を参照してください。
@echo off
rem コマンドの実行結果を変数に格納
for /f "usebackq" %%a in (`curl https://api.ipify.org`) do set ipaddr=%%a
echo %ipaddr%
> get_globalip1.bat
% Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current
Dload Upload Total Spent Left Speed
100 11 100 11 0 0 11 0 0:00:01 0:00:01 --:--:-- 8
xx.xx.xx.xx
結果のIPアドレスは、xx.xx.xx.xx
と伏せています。
3行にわたって、ダウンロードの進捗状況等が表示されます。
これが不要な場合は、curl
コマンドに-s
オプションを与えることで、次のように消すこともできます。
@echo off
rem コマンドの実行結果を変数に格納
for /f "usebackq" %%a in (`curl -s https://api.ipify.org`) do set ipaddr=%%a
echo %ipaddr%
> get_globalip2.bat
xx.xx.xx.xx
IPアドレスだけが表示されました。
ネットワークが遅い場合などは、結果が表示されるまで数秒の時間がかかると思いますが、それが逆に不自然に感じる場合は、-s
オプションをなくして進捗が見えた方が安心かもしれません。
これは使い方や環境によって、選べばよいと思います。
おわりに
グローバルIPアドレスを変数に格納!
これもしかして、ネットワーク管理に便利だったりしませんか!
どう便利か、なかなか具体例が思いつきませんが…。
まあきっと、何かあるでしょう。方法を知ってることが大事なのです。(強気)
では!