Y子です。
今日は、「Win+R」(ファイル名を指定して実行)から始まる、Windowsの便利なショートカットをメモっておきます。
【確認環境:Windows 10 Pro (Bld. 19041.928)】
「ファイル名を指定して実行」とは何か
「ファイル名を指定して実行」とは、パスが通っているアプリを簡単に起動するための、簡易的なコマンド入力画面のことです。
起動手順は複数あると思いますが、ここでは2通り紹介しておきます。
どちらで起動しても、同じ「ファイル名を指定して実行」が表示されます。
(1) 「スタートメニュー」→「Windowsシステムツール」→「ファイル名を指定して実行」
(2) ショートカット「Win + R
」
覚えておきさえすれば、後者の方が圧倒的に楽ですね。
次項からは、「ファイル名を指定して実行」が表示されている状態で入力するコマンドについて述べます。
アプリを起動する
これらのコマンドはパスが通っているため、「ファイル名を指定して実行」から使えます。
わたしは、上の3つ(cmd
、notepad
、calc
)は特によく使っています。
入力するコマンド | 起動するプログラム | 備考 |
---|---|---|
cmd | コマンドプロンプト | 3文字で起動できるので簡単 |
notepad | メモ帳 | 電器屋の店頭でノートPCのキー入力を試すのによく使います |
calc | 電卓 | 4文字で起動できるので簡単 |
winver | Windowsのバージョン情報 | ここで使いました |
mspaint | ペイント | |
control | コントロールパネル | Windows10ではスタートメニューから辿りにくいので、Win+Rからの起動が便利 |
regedit | レジストリエディター |
C:\Windows\System32
フォルダ内の各アプリは、パスが通っているので同様に起動できます。(cmd
やnotepad
などもこれです)
また、インストールされていれば、Excel(excel
)、Word(winword
)、PowerPoint(powerpnt
)なども使えます。
パスが通っている(システム環境変数やユーザ環境変数に登録されている)フォルダであれば、その中の実行ファイルも扱えます。そのためにパスを通すのもアリと思います。
フォルダを開く
フォルダのパスを指定するなどして、フォルダを開くことができます。
入力するコマンド | 開くフォルダ | 備考 |
---|---|---|
c: | Cドライブ | もちろん「d:」「e:」なども(あれば)使えます |
shell:sendto | SendTo | ここにショートカットを置くと、コンテキストメニューの「送る」に表示されます |
shell:startup | スタートアップ | ここにショートカットを置くと、ログイン時に自動で実行されます |
shell:recent | 最近使った項目 | 自分が過去数日間に開いたファイル等のショートカットが並んでいます |
shell
で始まる特殊フォルダは、ほかにもいろいろあるようです。
URL等を開く
メールで、「このサイトを見て」とURLが送られてきたり、「ファイルサーバのここに置いた」とネットワーク上のパスが送られてくることがあると思いますが、これらを「ファイル名を指定して実行」にペーストして実行すれば、ブラウザや適当なアプリケーションで開くことができます。
おまけ:メモ帳を白背景として使う
自分に合ったテキストエディタ(わたしは「サクラエディタ」か「秀丸」)をインストールしてしまうと、「メモ帳」はなかなか出番がなくなりますが、たまに「最大化したメモ帳を背景に、小さいスクショを撮る」なんて用途で使ったりもします。
無地の白背景を一番早く用意できるのが、メモ帳な気がします。
Win+R
、notepad
、Win+↑
5秒かかりません。ご参考まで。
おわりに
ショートカットは、覚えれば覚えるだけPC操作が楽になりますが、覚えるのが苦痛の場合はどうしたらいいんでしょうね笑。
覚えると決めて、反復するしかないか。
では!