はじめに
最近のIBM i 開発においてはVS codeに関する記事が多いですが、VS codeで使用する拡張機能であるCode for IBM iとDb2 for IBM i は今のところ日本語設定ができません。
一方、Rational Developer for i (RDi)は日本語環境で使用できます。
英語以外の環境で安定して動作することが、RDiのメリットの1つとのことです。
今回はRDiの日本語設定方法を書いていきます。
インストールの記事はこちら:IBM i駆け出し日記:Rational Developer for i (RDi)をインストールする
使用する環境
- 筆者のPC
Mac book Air M1
RDi のSW/HW要件を確認するとRDiはM1/M2チップMacは非対応では?との疑念ありでしたが
現地技術者の方に聞いたら、「そんなことはないよ、対応しています。」と言われました。
アプリケーションの稼働も安定しています。
ただ資料のアップデートがかかってないだけかもしれませんね。
- 使用したRDiのバージョン
現行:RDi 9.8.0.0
あてるFix:9.8.0.3(2024/12にリリースされたもの)
RDiのFixリストはここから確認できます。
RDiなくなるのでは?と言われたことありますが、かなり定期的にFix出てます。
なのでそんなことないです。
日本語環境に設定
Rational Developer for i (RDi)のアイコンを右クリックして、
”パッケージの内容を表示” → “パッケージの内容を表示” -> “Contents” -> “Eclipse”
をクリックします。
“developer_for_i.ini”に以下を追記します。
-Duser.language=ja
-Duser.country=JP
RDiを再起動して表示言語が日本語になっていることを確認します。
Macは日本語に設定しても、上のメニューバーは英語なんですよね。
表示の半分くらいが日本語になります。
Windowsはほぼ全て日本語で表示されます。
なんならインストールの段階で日本語になるので、この操作は不要です。
もし何らかの間違いで日本語環境にならなかった際、こちらをお試しください。
Fixをあてる
RDiのヘルプからcheck for Updatesを選択します。
更新可能なアップデート一覧が出てきます。アップデートしたいものを選択します。
今回はデフォルトの全部選択しました。
Nextボタンを押します。
Finish押しても応答がないので、もう一度check for Updatesを選択するとこのようなエラーが。静かにインストール操作が走っているそう。
7分くらい待ってこのような表示が出ました。
Select Allを押して、右下の青くなったTrustSelectedを押します。
再起動するか聞かれるので、Restart nowを押します。
再起動したRDiのバージョンを確認すると、9.8.0.3になっておりました!
今回はここまで!