#【01-03】PyCharmにプログラムを書いて実行する
今までは、プログラムはコンソール上で実行してきました。
今回は、プログラムをテキストエディタに書いて、それの実行結果をコンソールで書く方法を見ていきたいと思います。
##PyCharmでのプログラム実行とインタプリタの設定
前回の「01-02」で説明した通り、プログラムは以下の方法で実行することができます。
- コマンドを入力するかのような対話式のコマンドライン(インタプリタ形式)を利用する方法
- プログラムを書いて、それを実行する方法
今回は、その後者である「プログラムを書いて実行する方法」について説明していきたいと思います。
まず、前回でも説明しましたが、PyCharmを起動すると以下の画面が出てきます。
自分でデスクトップ上に作成したプロジェクトファイルのプロジェクト名[python]を右クリックし、[New]→[Directory]を選択する。
そして、そこにフォルダを作成する。今回はchap01としています。
[chap01]の個所で右クリックして、[New]→[Python File]を選択します。
プログラムファイル名をここで指定します。今回は説明のため、01-03としています。
以下のプログラムを入力てください。(詳細説明は後述します。)
a = 15
b = 10
print(a+b)
プログラムを書いたら、実行をするのですが、実行の際には、インタプリタを指定する必要があります。(初回のみ)
以下のエラーが出ているかと思われます。
これはインタプリタを指定していないため、このままではプログラムを実行できない状態です。
インタプリタとはプログラミング言語で書いたコードを随時解釈ながら実行するプログラムのことです。
##インタプリタの指定【初回のみ】
インタプリタを指定する方法を説明します。
以下の個所[Add Interpreter]をクリックしてインタプリタを設定していきます。
もとのプログラム編集画面に戻ります。以下の赤枠の個所は1分ほどすると自動で消えます。
これでインタプリタのインストールができました。
##プログラムの実行
以下の手順で、[01-03]を右クリック→[Run '01-03']を選択すると実行されます。
これでファイルから実行ができるようになりました。
##PyCharmでコンソールを利用する方法
[01-02]でコンソールからコマンドのようにプログラムを書いて実行しました。
PyCharm上でも同様のことができます。
以下のように、[Tools]→[Python or Debug Console]を選択します。
以下の「>>>」のプロンプトの個所に、
print(3+4)
上記の方法でもコンソールから実行できることを確認できたかと思います。
##最後に
このように、Pycharmに記載してから、実行画面で結果を確認するといった方法もあります。
これで2つの方法を学びましたが、実際はどちらの実行方法も使用します。ここの節は基本的な部分となりますので、ぜひ押さえてください。
次回、第2章からは実際のプログラムの内容に入っていきたいと思います。
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