はじめに
Qiita初投稿です。
タイトル通り、スクラム開発の案件に入って大体一年経ったので、Qiitaへの投稿という形で振り返りをしてみようという試みです。
この記事では主にスクラムと出会っていち社会人としてどのように成長できたかという部分にフォーカスします。
スクラムや開発自体の振り返りよりかは、自分自身の考え方やスタイルの変化について考えるという感じですね。
記事を書くのに慣れていないため拙文となりますが、お付き合いください。
話さないこと
本記事は基本的に以下のことについては説明・言及しません。
リクエストを頂ければ、書ける範囲のことは別記事で書きたい気持ちがあるので是非コメント頂ければと思います。
- 現在の業務内容の詳細
- アジャイル・スクラムとは何か
- スクラム初心者へのアドバイス
簡単な自己紹介
まずは「そもそも君は何をしている(していた)人なの?」という部分から。
都内でSIerをやっております、中澤と申します。
現在はWebアプリケーションのバックエンドチームにて、タイトル通りスクラムを日々実践しております。
今年度から自部署でLT会や輪読会といった企画を持ち込んで実施しているので、ある程度時間が経ったらその辺のことも書きたいなと思っております。
今年で社会人としては6年目になりますが、そのほとんどがウォーターフォール開発の経験ばかりとなります。(所謂「上流工程」の部分がメイン)
そのため、業務としての下流工程的な部分は経験が無いため、エンタープライズなシステム開発に求められるプログラミングやテスト作成のノウハウはほぼありませんでした。
ちなみに運用業務はほぼ経験無しです。(2年目に少しだけDevOps的な動き方をしていたことはありましたが、、)
そんなスクラムのスの字も知らなかった私が一年でどう変化したのか、振り返ってみましょう。
スクラム開発を始める前の自分
まずはスクラムをやる前の自分について振り返ってみます。
正直、今と比較するとあまり仕事に対してモチベーションがありませんでした。
何となく、惰性で仕事していたように思います。
具体的に、いくつかの観点で振り返ってみましょう。
技術に対する姿勢
- 業務に関係ない技術にはあまり関心がなかった
- 実装やインフラ構築は直接業務として携わらないので、他人事な意識だった
- 新しい技術を学ぶのは必要に迫られた時だけ
- 技術的なインプットをやったとしても業務時間中のみ
仕事への取り組み方
- リーダーから振られた仕事をこなすのが主だった
- やらされてる感、というわけではないがトップダウンな意識で仕事していた
- 自分の仕事の意義や価値は分かっているつもりだったが、プレッシャーや責任感が先に来てしまい、楽しさはあまり感じることがなかった
成長に対する意識
- 成長を実感する機会が少なかった
- フィードバックサイクルが長く、自己を顧みる機会や頻度が少なかった
- 「こうなりたい」というビジョンをあまり持てていなかった
スクラム開発を一年やって変わったこと
次に、スクラムと出会ってからどのような部分が変わったかを考えてみます。
観点がいくつかありますが、この全てに対してスクラムにおけるチームの定義が効いていると考えています。
スクラムガイド曰く、チームには階層が存在せず、各メンバーが専門家として集められた単位ということです。
上下関係が無く全員で成果物に対して責任を持たなければならないため、一人一人がリーダー足り得る意識で臨む必要があり、それが以下のような成長を提供してくれたのだと私は考えています。
1. 技術のトレンドを積極的に追うようになった
変化の背景
- チーム内でシステムを全て構築し、管理する必要があるため、幅広く知識やスキルを身につける必要があった
- チームメンバーとの技術的な議論が日常的に行われるようになった
具体的な変化
- 業務外でも技術記事を積極的に読むようになった
- 以前は私用のスマホで技術記事を読むことはなかった
- 新しいフレームワークやツールに対する興味が湧くようになった
- 技術選定に関して積極的に意見を述べるようになった
2. 人に説明するのが上手くなった
変化の背景
- 今のチームで仕事をするようになって、会話の量が単純に増えた
- デイリースクラムやレトロスペクティブ、チーム内の勉強会など、定期的に自分の考えを伝える機会が増えた
具体的な変化
- 複雑な技術的内容を分かりやすく伝える能力が向上した
- ジュニアなメンバーへのレクチャーがスムーズに行えるようになった
- チームメンバーとの意思疎通がスムーズになった
- 議論の場で自分の意見を整理して発言できるようになった
3. 仕事が楽しくなった
最も大きな変化
- 仕事に対する意欲や、エンジニアとしての成長についてのモチベーションが上がった
楽しさの源泉
- チーム開発の中での協働の楽しさ
- 技術的な課題を解決する過程の面白さ
- 短いフィードバックサイクルを多く回すことで成長が実感しやすい環境
4. 仕事の先にある『価値』について考えるようになった
価値観の変化
- 単にタスクをこなすのではなく、なぜそれをやるのかを考えるようになった
- ユーザーにとってどんな価値があるのかを意識するようになった
- チーム全体の成果を意識するようになった
最後に
スクラム開発を一年間経験して、技術力だけでなく、仕事に対する姿勢そのものが大きく変わりました。特に「仕事が楽しい」と感じられるようになったのは、私にとって最も大きな変化です。
これは決して「スクラム開発をやると皆こうなる」という話ではありません。結局は個人の取り組み方次第だと思います。ただ、私の場合はスクラムがきっかけで、今のような働き方や考え方ができるようになったのは間違いありません。
初投稿ということで読みづらい部分や抽象的すぎる部分もあったかと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは。