##はじめに
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この記事はHTMLについて学び始めたばかりの初学者がまとめました。
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私は今インターンを行っている大学生です。インターンを行うにあたりHTML(以下htmlとする),cssについて学び始めました。
その際にhtmlの規格に、今年変更があったことを知ったので変更されるまでの経緯や今までの規格との違いについてまとめてみました。
##HTMLとは
最初に今までの規格との違いについて述べる前にhtmlとは何かを簡単に説明します。**HTML(HyperText Markup Language)**はWebページを記述するために開発された言語です。インターネットで公開されているWebサイトのほとんどがhtmlで記述されています。
##W3CとWHATWG
**W3C(World Wide Web Consortium)**とはHTML,CSS,DOMなどのWebに関する仕様を決めている機関です。
**WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)**とはHTMLや関連技術を開発するためのコミュニティです。W3Cがウェブ開発者の要望を軽視していることなどを不満に思ったApple、Mozilla、Operaの開発者たちによって2004年に結成されました。2017年末にはMicrosoftも参加しています。
##HTML5が廃止されHTML Living Standardが標準規格に
Microsoft は W3C に準拠していましたが、Google, Mozilla, Apple, Operaなどの主要ブラウザではW3Cに準拠することを辞め、HTML Living Standardを標準仕様として採用し始めました。W3C派だったMicrosoftも、2018年12月6日、EdgeをChromeと同じChromiumベースに移行することを発表。こういった流れからW3CはHTMLの標準化をWHATWGに委ねることとなりました。
そして2021年1月28日にW3CのHTML関連の標準仕様は全て廃止され、WHATWGのHTML Living Standardに統一されることとなりました。
##HTML Living StandardとHTML5の違い
HTML5からHTML Living Standardに変更がありましたがHTMLを記述する上での大きな違いはありません。
ですが、追加、廃止されたタグや属性があります。こちらのページやこちらのページなどから確認することができます。
##最後に
今回の記事ではhtml5からhtml living standardへ規格が変更された経緯などについてまとめてきました。
html living standardにバージョンなどはなく頻繁に更新されていくので正確な情報を得るには公式ページや翻訳されたページを確認することが重要だと思います。
##参考文献