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LINEbotの既読の仕様変更

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はじめに

LINE Official Account における既読仕様に変更があったため、あらためて挙動を整理しました。
ボット側から既読を付けようとした際に、期待した動作にならず混乱した方の参考になれば幸いです。

LINE Official Account Manager から設定する

既読の付与は、LINE Official Account Manager(ログイン必須)から設定します。

LINE Developers からは設定できませんのでご注意ください。

自動で既読が付く設定

image.png

「Webhook のみ」がオンになっている場合、ユーザーからのメッセージには自動的に既読が付きます。
ただし、この設定は ボットが実行中かどうかに関係なく既読が付いてしまう 点に注意が必要です。
プログラムが起動しておらず Webhook を受け取れない状態であっても、Webhook 自体は送信されるため既読が付いてしまいます。

自動で既読が付かない設定

image.png

「チャット機能」がオンになっている場合、自動では既読が付きません。
この状態では、後述の Messaging API を使って明示的に既読を付ける必要があります。

Messaging API を利用して既読を付ける方法

LINE公式ドキュメントでは、既読付与について以下のように案内されています。

line-bot-sdk-python から既読を付与する例

line_bot_api.mark_messages_as_read_by_token(
    MarkMessagesAsReadByTokenRequest(
        mark_as_read_token=event.message.mark_as_read_token
    )
)

この機能を利用するには、line-bot-sdk-python 3.21.0 以上 が必要です。
同バージョンは 2025年11月初旬にリリース されています。

おわりに

LINE Bot における既読機能は、以前は申請を行った法人アカウントでのみ利用可能でした。
今回のように既読 API が広く公開されたことで、Bot のユーザー体験をより柔軟に設計できるようになりました。今後の活用の幅が広がることを期待したいところです。

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