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新人エンジニアが「文章づくり」でAIを相棒にするときの自分ルール

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※この記事は、自分用のメモも兼ねたまとめです。
※情報収集そのものではなく、あくまで 文章まわりのサポート に限定した使い方を書いています。


なぜこの記事を書いたか

エンジニアとして働き始めてから、まず感じたのは、

  • 資料を読む
  • メモを取る
  • 先輩に共有する
  • 社内外向けに文章を書く

といった「文章ベースの仕事」が想像以上に多い、ということでした。

その中で、AIツールを使って

  • 自分のメモを整理する
  • 文章を読みやすく整える
  • メールや報告文の表現を確認する

といった場面が増えてきたので、
一度、自分なりのルールをまとめておこうと思い、この記事を書いています。


前提:自分の状況

  • 社会人1年目のエンジニア
  • 業務では主に
    • ドキュメントや資料を読む
    • 内容をまとめて共有用の資料にする
    • 調べたことや学んだことをメモに残す
    • 自分がメモした内容を整理・整えること
    • 先輩へのメールや、先方とのやり取りの文章を確認すること
    • 先輩や関係者向けの説明文を書く
      といったタスクが多い
  • 技術的な内容については、学びながら少しずつ理解を深めている段階

この記事は、
「完璧なAI活用術」ではなく「今の自分が実際にやっていること」 の整理です。


ルール1:まずは自分の言葉で「下書き」を書く

AIを使う前に、必ず

  • メールの案
  • 報告文のたたき台
  • 自分のメモ

一度は自分の言葉で書く ようにしています。

理由はシンプルで、

  • 何を伝えたいのか
  • どこまで理解できているのか

を、自分で一度確認したいからです。

自分の流れ

  1. 先輩へのメール内容を、自分なりの日本語でザーッと書く
  2. 「長いかな」「言い方きついかな」と感じたタイミングで、そこで初めてAIに相談する
  3. 「丁寧さ」「長さ」「トーン」などを、少しだけ整えてもらう

いきなり

この内容でメールを書いてください

と丸投げするのではなく、

「自分の下書きありき」で一緒に整えてもらう

というイメージで使うようにしています。


ルール2:メモはそのまま出さず「安全にぼかして」から整えてもらう

会議中や資料を読んでいるときは、

  • 箇条書き
  • 単語だけ
  • 途中で途切れた文章

といった、かなり雑なメモになりがちです。

そのままだと後から読み返したときに

これ、何のことを書いたんだっけ…?

となるので、本当は読みやすく整えたいのですが、
ここで気をつけているのが 情報セキュリティ です。

社内情報や固有名詞はそのまま出さない

自分のメモを外部サービスにそのまま貼ると、

  • 社内の事情
  • 取引先名
  • 実名・具体的な数値
  • プロジェクト名や機密っぽいワード

などが含まれてしまうことがあります。

なので、AIに渡すときは必ず、

  • 社名・人名・取引先名
    → 「A社」「Bさん」「顧客」 などに置き換える
  • 詳細な数値
    → 「◯◯程度」「大きい/小さい」などにぼかす
  • 特定されそうな情報
    → メモから削る / もっと抽象的な表現に変える

といった マスキング・抽象化 をしてから使うようにしています。

実際の頼み方イメージ

以下のようなイメージでお願いすることを想定しています。

以下は、自分用メモを一般化したものです。
内容は変えずに、

  • 文章としてつながるようにする
  • 箇条書きで整理する
  • 必要であれば小見出しを付ける
    といった形で、読みやすく整えてもらえると助かります。

(ここに「社名・人名・固有名詞をぼかしたメモ」を貼る)

自分の中では、

生のメモ
→(機密情報を抜く・ぼかす)→ 外部サービスに渡す用メモ

というワンクッションを必ず挟む、というルールにしています。


ルール3:メールや説明文は「トーン」と「構成」だけ手伝ってもらう

文章を書いていて不安になるのは、

  • 表現がきつくないか
  • 回りくどすぎて伝わらないのではないか
  • 話の順番がバラバラで読みにくくないか

といった部分でした。

そこで、メールや説明文については、

  • 伝えたい内容・事実は自分で整理して書く
  • AIには トーン(伝わり方)と構成(流れ)だけ 手伝ってもらう

という使い方にしています。

メールのときのお願い文イメージ

先輩に送るメール文です。
内容自体は変えずに、

  • ビジネスメールとして自然かどうか
  • 失礼な印象になっていないか
  • 冗長なところがあれば、少しだけ簡潔になるように

という観点で、表現と文章の流れを整えてもらえるとありがたいです。

説明文・報告文のときのお願い文イメージ

以下のメモをもとに、社内向けの簡単な説明文を作ろうとしています。

  • やったこと
  • わかったこと
  • 今後の課題

この3つが伝わるように、

  • 全体の構成案(見出しレベル)
  • 各見出しごとの簡単な説明文(2〜3行)

のたたき台を作ってもらえると助かります。

こうすることで、

  • 「何を伝えるか」は自分の頭で考えたまま
  • 「どう書けば読みやすいか」だけをサポートしてもらう

というバランスにしています。


ルール4:最終的なアウトプットは必ず自分の目で確認する

当たり前ですが、AIも完璧ではないので、

  • 文のニュアンスが少し違う
  • 前後の文脈に合っていない
  • 自分の意図とはズレた表現になっている

ということもあります。

なので最後は必ず、

  • 先輩へのメールなら
    → 「自分が口頭で言うとして違和感がないか」
  • 報告文なら
    → 「上司が読んだときに誤解されないか」
  • 自分用メモなら
    → 「未来の自分が読み返したときに思い出せそうか」

という観点で 自分の目で読み直す ようにしています。

「AIがこう出してきたからそのまま送る」
というよりは、
「AIの案を参考にしつつ、最後は自分の責任で出す」

という意識を持っておきたいと思っています。


まとめ:AIは「文章づくりの相棒」としてほどよく使う

この記事では、ルールを 4つ に絞ってまとめました。

  • 下書きはまず自分の言葉で書く
  • メモはそのまま出さず、安全にぼかしてから整えてもらう
  • メールや説明文は「トーン」と「構成」だけ手伝ってもらう
  • 最後のOKは必ず自分の目で出す

AIを使うことで、

  • 文章のたたき台づくり
  • メモの整理
  • 表現・構成の微調整

がかなり楽になる一方で、
中身と責任は自分が持つ というスタンスだけは忘れずにいたくないな、と思っています。

数ヶ月後・数年後に、
このルールがどう変わっているかはまだわかりませんが、
この記事がそのときの「スタート地点」を残すメモになればうれしいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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