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LPIC102試験直前見直し用チートシート(必須システムサービス)

Last updated at Posted at 2021-11-06

はじめに

LPIC102(必須システムサービス分野)で問われやすいコマンドや要点などをまとめた記事です。
寝る前の10分でざっと読んで各単元の復習に活かすも良し、試験直前に読んで最後の詰め込みに使うも良しです。
このシートがLPIC102を受けられる方の支えになれば幸いです。

チートシート

コマンドとオプション

コマンド 説明
date システムクロックの参照や設定
書式:date MMDDhhmm[[CC]YY][.ss]
hwclock ハードウェアクロックの参照や設定
-r:ハードウェアクロックを表示
-w (--systohc):システムクロックの時刻をハードウェアクロックに設定
-s (--hctosys):ハードウェアクロックの時刻をシステムクロックに設定
timedatectl systemdを採用したディストリビューションで日付・時刻・タイムゾーンを設定
status:日付時刻や状態表示(デフォルト)
set-timezone:タイムゾーンを設定
list-timezones:タイムゾーンを一覧表示
ntpdate 指定したNTPサーバから現在時刻を取得
ntpq NTPサーバの状態を照会
-i:対話モードで起動(デフォルト)
-p:同期進捗や状態を確認
chronyc chronydの管理を行う
journalctl systemdを採用したシステムにおいてログを閲覧
-f(--follow):ログの末尾を常に表示
-n(--lines):行数を指定
-u(--unit):特定のユニットのログを出力
-b(--boot):ブート時のメッセージを表示する
-l(--full):画面表示可能なログを全て表示
-a(--all):画面表示できない文字も含めて表示
-r(--reverse):最新のログから出力
-o:アウトプット方式を指定
-D(--directory):指定したディレクトリのログを表示
--no-pager:ページャを使用せずに全てのログを出力
--vaccum-time:特定の期間より古いアーカイブジャーナルを削除
--vaccum-size:総容量が指定したサイズを下回るまで古いエントリを削除
logger 手動でsyslogdにメッセージを送信
systemd-cat 指定したコマンドの実行結果をsystemd-journaldのジャーナルファイルに書き込む
logrotate ログファイルのローテーション機能を実行
sendmail sendmail, Postfix, eximに共通に存在し、メール送信等に使われる
mail メールの送信、受信メールの表示を行う
mailq sendmailで送信待ちのメールを一覧表示
newaliases /etc/aliasesを編集後、設定を反映させるために使用
lp CUPSの標準的な印刷コマンドで、印刷ジョブを生成しプリントキューに登録
lpstat CUPSの標準的な印刷コマンドで、プリントキューにある印刷ジョブを表示
cancel CUPSの標準的な印刷コマンドで、プリントキューの印刷ジョブを削除
lpr LPDと互換性のあるレガシーなコマンドで、プリントキューに印刷ジョブを登録し、指定したファイルを印刷
-#:部数指定(スペースは開けずに指定する)
lpq LPDと互換性のあるレガシーなコマンドで、プリントキューの内容の表示
lprm LPDと互換性のあるレガシーなコマンドで、プリントキューにある印刷ジョブを削除
-p:プリンタを指定(スペースは開けずに指定する)
-:全印刷ジョブを削除

ディレクトリ・ファイル

ファイル 説明
/etc/ntp.conf NTPサーバの設定ファイル
/etc/chrony.conf Chronyの設定ファイル
/etc/rsyslog.conf rsyslogの設定ファイル
/etc/logrotate.conf ログローテーションの設定ファイル
/etc/systemd/journald.conf systemd-journaldデーモンの設定ファイル
/var/log/journal/ systemd-journaldのログを永続的に保存するディレクトリ
/run/log/journal/ systemd-journaldのログを一時的に保存するディレクトリ(再起動で削除される)
systemd.journal systemd-journaldのバイナリ形式のジャーナルファイル
/var/spool/mqueue sendmailの送信待ちメールを保存するディレクトリ
/var/spool/mail sendmailの受信メールを保存するディレクトリ
/etc/aliases sendmailでメール転送をするための別名を設定するファイル
~/.forward sendmailで自分宛のメールを別のアドレスに転送するために設定するファイル
/etc/cups/ 印刷サービスCUPSの設定ファイルが置かれるディレクトリ
/etc/cups/printers.conf CUPSの印刷システムで、プリンタの設定ファイル
/etc/cups/cupsd.conf 印刷サービスCUPSのデーモン「cupsd」の設定ファイル

/etc/chrony.confの設定項目

設定項目 説明
server 時刻を取得するNTPサーバを指定
サーバ/クライアントの関係
peer 時刻を取得するNTPサーバを指定
同じstratum(階層)同士
pool 複数のNTPサーバを集約した名前を指定
rtcsync 定期的にシステムクロックをハードウェアクロックに反映
driftfile 自身の時刻のずれを記録するファイルを指定

timedatectlのサブコマンド

サブコマンド 説明
status 現在の状態を表示
set-time 時刻・日付を設定
※書式はdateコマンドと異なる
set-timezone タイムゾーンを設定
list-timezones タイムゾーンを一覧表示
set-ntp yes/no NTPを使うかどうかを設定

chronydのサブコマンド

サブコマンド 説明
activity NTPサーバのオンライン/オフライン数を表示
sources 時刻ソースの情報を表示
sourcestats 時刻ソースの統計情報を表示
tracking トラッキングを確認

ファシリティ一覧

ファシリティ 説明
auth(authpriv) 認証システム(login等)による出力
cron cronによる出力
daemon 各種デーモンによる出力
kernel カーネルによる出力
user ユーザーアプリケーションによる出力
local0~local7 ローカルシステムの設定

代表的なMTA(Mail Transfer Agent)

MTA 説明
sendmail 古くから使われる標準のMTA。
1つのプログラムで全ての機能を実行できるが、セキュリティ面や処理速度の面で問題がある。
Postfix 主にRed Hat Entrerprise LinuxやCentOSで使われる
exim 主にDebian CNU/LinuxやUbuntuで使われる

LPIC102対策用チートシート リンク集

シェルとシェルスクリプト
ユーザーインターフェースとデスクトップ
管理タスク

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