Treasure Agentをさらに使いやすく
ご存知の方も多いかと思いますが、トレジャーデータ社では、out_tdプラグインを使うことで、Fluentdから簡単にデータを流し込めるようになっています。これはHeroku上でも動くようになっており、heroku-td-agentとして公開されています。
ただこれ、意外と面倒くさいです。具体的には
- Treasure Dataのアカウントを持っていることが前提。
- そしてAPIキーをメモ。
- GitHubのHerokuアプリをクローンしてきて
- bundle install...
あああああああああああああああああああ、やってられるかボケえぇぇぇ!!!!
これではいかん。せっかくHerokuという、ソフトウェアのデプロイを抹殺してくれたプラットフォームにいるんだ。その恩恵を100%受けてやろうじゃないか。
#出ましたTreasure Agent Herokuボタン
ということでHerokuボタンの登場です。Herokuボタンに関する説明はテクニカルsushiアドバイザーの方にお任せしまして、ここでは実際にやり方を記述します。
- ブラウザ上でHerokuにログインした状態で
- このリンクをクリック
するとこんな画面が出てきます。
スクショの下となってしまいますが、"Deploy for Free"ボタンを押すとTreasure Agentが起動されます。そう、たったこれだけです。
**このワンクリックデプロイは、トレジャーデータの既存アカウントにデータを入れたい場合にも使えます。**その場合は、既存トレジャーデータアカウントのAPIキーを、TREASURE_DATA_API_KEY_OVERRIDE
(緑の枠のとこです)にコピペしてから"Deploy for Free"ボタンを押してください。
大事なことなのでもう一度。ボタンを二回押すだけで、HTTP経由でトレジャーデータにデータが流し込めるようになりました。
#挙動を確認
インプットとして、in_httpをサポートしています。例えばHerokuのアプリ名がaoiyuだとして、
curl -X POST aoiyu.herokuapp.com/td.db_name.table_name -d 'json={"message":"hello world"}'
みたいにHTTPリクエストを送ると、バファリングされた後、トレジャーデータにアップロードされます。
以上です。今のところはぼくの個人レポジトリにありますが、近いうちに本家にマージされる予定です。本家にマージしました。
バグ報告、他のバックエンドへのポートなどなど、お待ちしております!