つづいて、USBを準備をしていきましょう
grubをUEFIで起動させるにはMBRかつUSBの第1パーティションにgrubをインストール必要があります。USBのMBRは前記事で示しています。本記事ではUSB内に第1パーティションを作成する方法を示し、その後にフォーマットしてLinuxに作成したパーティションを認識させるまでを示します。
下記の#で補足した部分に気をつけながら対話的にコマンドを入力していきます。
(...は省略事項)
$sudo fdisk /dev/sdc
コマンド(mでヘルプ):n #「n」で新しいパーティションを作成
Partiton type:
p primary....
e extended
Select (default p):p #「p」でパーティション作成---
パーティション番号(1-4 default1):1 #「1」で1番目のパーティションを作成
最初 sector ...: #Enter(2048使用)
初期値2048を使います
Last sector....:+3G #作成するパーティションの容量を指定(3GB)
コマンド(mでヘルプ):p #パーティション作成後のUSBメモリの内容を表示
Disk /dev/sdc: 7.7 GB ...
...
デバイスブート 始点 ... ...
/dev/sdc1 ... #「sdc1」が表示されている=第1パーティションが作成された
コマンド(mでヘルプ):w #「w」で変更を保存
パーティションテーブルは変更されました!
上記の#で補足した部分に気をつけながら対話的にコマンドを入力していきます。
すると、sdc1という名前でパーティションが作られます。
次に作ったパーティションを「アンマウント」した後に「フォーマット」しましょう。
今の段階を学校とかのプールで例えると
学校の敷地内(/dev/sdc)に大工さんたちがプールを指定の敷地(/dev/sdc1)に作った段階で、大工さんはプールの中でウロウロしている状況です。とりあえず大工さんは邪魔なので出ていってもらいましょう。これが「アンマウント」です。そして、人がいなくなったプールに水を張る作業が「フォーマット」です。こうすることでプール(/dev/sdc1)は実際に使える状態になるのです。
$sudo umount /dev/sdc1 (1)
$sudo mkdosfs -F32 -nGRUB /dev/sdc1 (2)
(1)でアンマウントしています。(2)でフォーマット(FAT32)しています。ちなみに -nGRUBのGRUB部分を変えると作成したパーティション領域に名前をつけれます。好きに付けてください。
ここまででUSBの下準備は完了です。いよいよ次の記事でGrubのインストールに移ります。