【コア機能】SessionsController作成・ログイン画面実装

前章ではメイン画面で使用するための
「[従業員][コース][配達先]を呼び出して、配達登録をできる様にDeliveriesController」を作成しました。
しかし、このメイン画面に到達するまでに

「ログイン画面で従業員を認識する」
↓
「コースを選択する」

という２画面が必要なため、
つぎはログイン画面に必要な[SessionsController]を作成し、ビューも簡単に作成していきます。

Point

• SessionsControllerはログイン・ログアウト専用
• Railsは「１テーブルに１コントローラー」又は「１画面・１機能に１コントローラー」

目次

• 1.手順１SessionsController作成
• 2.手順２new/create/destroy処理を実装(SessionsController.rb)
• 3.手順３ルート設定(routes.rb)
• 4.手順４ビュー作成(app/views/sessions/new.html.erb)
• 5.HTTPメソッド・アクション・ビュー対応表

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今回作業する完成後の流れ(login認証)
👩‍💻 ユーザー
↓（ブラウザで /login にアクセス）
🗺️ ルート（routes.rb）
↓（sessions#create に指示）
🧠 コントローラー（sessions_controller.rb）
↓（Employee モデルに問い合わせ）
🗄️ モデル（employee.rb + DB）
↓（結果を返す）
🧠 コントローラー（結果を判断）
↓
🎨 ビュー（HTMLを返す）
↓
🌐 ユーザーに画面が表示！

SessionControllerで実行できること

アクション	内容	画面
new	ログイン画面を表示	Employee No. 入力欄がある画面
create	入力された社員番号を検証してセッション開始	ログイン成功 → Deliveries#newへ遷移
destroy	ログアウト処理	ログイン画面に戻る

手順１　SessionsController作成

rails g controller sessionsコマンド実行後、以下のファイルが自動生成される。
（Railsのバージョンによって若干違う様です）
↓
create app/controllers/sessions_controller.rb
create app/views/sessions
create app/helpers/sessions_helper.rb

手順２　new/create/destroy処理を実装

app/controllers/sessions_controller.rbにnew/create/destroy処理を実装します。

new

  def new
  end

ログイン画面（フォーム）を表示するだけ。
新しくDBに行を作成するわけでは無いため無記載。

createログインを押したら呼ばれる

  def create
    employee = Employee.find_by(employee_no: params[:employee_no])
    if employee
      session[:employee_id] = employee.id
      redirect_to new_delivery_path, notice: "ログインしました。"
    else
      flash.now[:alert] = "社員番号が正しくありません。"
      render :new, status: :unprocessable_entity
    end
  end

employee = Employee.find_by(employee_no: params[:employee_no])
→Employee モデルのテーブルから、employee_noがフォームで送られてきた値params[:employee_no]と一致するレコードを探す。
該当社員が見つかれば、その社員情報を employee に代入。

destroyログアウト担当

  def destroy
    session.delete(:employee_id)
    redirect_to login_path, notice: "ログアウトしました。"
  end

session.delete(:employee_id)
→ログイン時に作った session[:employee_id] を削除。
これによって、「今ログインしている社員の情報」がなくなり、ログイン状態が解除される。
redirect_to login_path,
→ログアウトが完了したあと、ログイン画面 (sessions#new) に戻る。

手順３　ルート設定

routes.rbにログイン画面用のルーティングを記述する。

Rails.application.routes.draw do
  get 'login', to: 'sessions#new'  # ログイン画面（表示）
  post 'login', to: 'sessions#create'  # ログイン処理（フォーム送信）
  delete 'logout', to: 'sessions#destroy'  # ログアウト処理
end

定番の型なので覚えてしまう。

===

HTTPメソッド　どれに何を使用するか？覚える。

メソッド	意味	例（Railsのアクション対応）	使われる場面
GET	取得する（見るだけ）	index, show, new, edit	ページを表示したい時
POST	新しく作る（登録）	create	フォーム送信（新規作成）
PATCH / PUT	更新する	update	既存のデータを変更
DELETE	削除する	destroy	データを消す（ログアウトなど）

===

手順４　ビューの作成(app/views/sessions/new.html.erb)

なぜこのファイルを作成するか？
routes.rbでget 'login', to: 'sessions#new'と記載があるため、
ブラウザで /login にアクセスすると Rails は自動的に
app/views/sessions/new.html.erbを探す。

→つまりこのファイルが ログイン画面（フォーム） になる。

<h1>ドライバーログイン</h1>

<%= form_with url: login_path, method: :post, local: true do |form| %>
  <div>
    <%= form.label :employee_no, "社員番号" %>
    <%= form.number_field :employee_no, required: true %>
  </div>

  <div>
    <%= form.submit "ログイン", class: "btn btn-primary" %>
  </div>
<% end %>

<% if flash[:alert] %>
  <p style="color: red;"><%= flash[:alert] %></p>
<% end %>

ここで、ログイン画面を最初のアクセスできる画面に設定したいので、
routes.rbに以下の１行を追加しています。

  root to: 'sessions#new' # ホーム画面をログイン画面に設定

このままでは従業員コードを入力してログインボタンを押しても、
処理は実行できても次の画面のビューが存在しないため何も起こりません。
次の章でapp/views/deliveries/new.html.erbを作成します。

HTTPメソッド・アクション・ビュー対応表

アクション名	HTTPメソッド	パス（URL例）	役割（主な処理）	対応ビュー	説明
index	GET	/deliveries	一覧表示	index.html.erb	登録済みの全データを一覧で見せる
show	GET	/deliveries/:id	詳細表示	show.html.erb	特定の1件を表示
new	GET	/deliveries/new	新規登録フォーム表示	new.html.erb	空のフォームを表示（入力画面）
create	POST	/deliveries	新規登録処理	なし（成功時はリダイレクト）	フォームから送信された内容をDBに保存
edit	GET	/deliveries/:id/edit	編集フォーム表示	edit.html.erb	既存データをフォームに表示
update	PATCH / PUT	/deliveries/:id	編集内容の更新処理	なし（成功時はリダイレクト）	入力された内容でDBを更新
destroy	DELETE	/deliveries/:id	削除処理	なし	データを削除（確認後に実行される）

覚えておくべきポイント

表示系（GET） → index, show, new, edit

処理系（POST/PATCH/DELETE） → create, update, destroy

処理系アクションはビューを持たず、成功時は redirect_to で別の画面に遷移

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私のオリジナルプロダクト「Logi-Balance]に関して、
要件定義書や画面遷移図等を以下のGitHub上で公開しております。
GitHub

注意
私はプログラミング学習歴１年未満の初学者です。
この記事は自身の備忘録用として掲載しております。
間違いがあるかと思いますので、今後の学習のためにコメントにご指摘を頂けますと幸いです。