【React Native × EAS Build】Androidの targetSdkVersion を明示的に指定する方法

皆さん、こんにちは。

今回は【React Native × EAS Build】Androidの targetSdkVersionを明示的に指定する方法について紹介させていただきます。

React Native プロジェクトで EAS Build を使って Android アプリをビルドする際、targetSdkVersion を明示的に指定する方法をまとめました。

最近では Google Play の要件として targetSdkVersion の引き上げが求められており、これを設定しないとビルドエラーやストア公開の拒否といった問題につながる可能性があります。

🧩 前提条件

• React Native プロジェクト
• eas build を利用している（Managed または Bare workflow）
• Expo SDK 45 以上推奨
• Android アプリのビルドを行う予定

🎯 目的

eas build -p android実行時に、AndroidのtargetSdkVersionを指定し、Google Play の最新要件に対応する。

eas.json の確認

eas.json

{
  "build": {
    "production": {
      "android": {
        "buildType": "apk"
      }
    }
  }
}

ここでは production プロファイルを使用する前提で進めます。

expo-build-properties プラグインを導入

targetSdkVersionを設定するには、expo-build-propertiesプラグインを使います。

npx expo install expo-build-properties

app.jsonまたはapp.config.jsに設定を追加

app.json

{
  "expo": {
    "plugins": [
      [
        "expo-build-properties",
        {
          "android": {
            "targetSdkVersion": 34
          }
        }
      ]
    ]
  }
}

• targetSdkVersion は 2025年時点では 33以上 が Google Play の要件となっています。
• 必要に応じて compileSdkVersion や minSdkVersion も一緒に設定できます。

EAS Build の実行

eas build -p android --profile production

ビルドログ中にtargetSdkVersion 34などが表示されているか確認しましょう。

🛠️ 補足：他のオプション例（app.config.js の場合）

export default {
  expo: {
    plugins: [
      [
        "expo-build-properties",
        {
          android: {
            compileSdkVersion: 34,
            targetSdkVersion: 34,
            minSdkVersion: 24
          }
        }
      ]
    ]
  }
};

ビルド後の確認方法

ビルドされたAPKまたはAABをAndroid StudioのAPK Analyzerで開き、targetSdkVersion の値を確認できます。

🔚 まとめ

Google Play のポリシーにより、target SDK の要件は年々厳しくなっています。

React Native + EAS Build 環境では、expo-build-properties プラグインを使えば簡単に指定できるので、ぜひ設定しておきましょう！

今日は以上です。

ありがとうございました。
よろしくお願いいたします。