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AWS Copilotで単一リポジトリ(同一アプリケーション名)で複数アプリケーションにしてアカウント管理を楽にする

Last updated at Posted at 2023-12-23

この記事は リンクバルアドベントカレンダー2023 の17日目の記事です。
2日連続AWS Copilotの記事です!

昨日

はじめに

AWS Copilotは、複数AWSアカウントにenvをかんたんに作ることができます。
必要なIAMもよしなに設定してくれます。

が、複数アカウント運用だと以下のデメリットがあります。

  • 本番リソースとそれ以外のリソースでもろもろの権限を分けられない
    • 厳密にはほぼすべてのリソースに付くtagの copilot-environment で設定できますが、私はアカウントごと分けたかったです
      • pipeline系のリソースには付きません、、、
  • 一つのAWSアカウントに作られるリソースとenvのAWSアカウントに個別に作られるリソースがあってややこしい

AWS Copilotの思想にはきっと逆らうのでしょうが、これらのデメリットを解決する方法を紹介します。

結論

envを作成したいAWSアカウントの認証情報で copilot app init する。

AWS Copilotは、app initをしたAWSアカウントにApplicationが作成されます。
たとえ他のAWSアカウントで作成したアプリケーションと同じ名前でも、アカウントが異なれば完全に別アプリケーションとなります。

これは当たり前で、そうでなければS3バケットのように世界で一つのApplication名にしないといけませんからね。

具体的なコマンド

前提

  • ~/.aws/config[profile A][profile B] があり、それぞれは異なるAWSアカウントとする
  • Aは本番環境、Bはstg環境用とする
# 実際の作業は、 alias copsand='AWS_PROFILE=sandbox copilot' で copsand を使った

# Aでapplication作成
$ AWS_PROFILE=A
$ copilot app init app_name

# Aでenv作成
$ copilot env --profile A init -a app_name -n prod
# profileやVPCなど適切なものを選択
# 必要に応じてmanifestファイル編集
$ copilot env deploy -n prod

# Aでsvc作成
$ copilot svc init -n frontend
# 必要に応じてmanifestファイル編集
$ copilot svc deploy -n frontend -e prod

# Aでpipeline作成
$ copilot pipeline init -n aaa -p Workloads -u aaaaa
# 必要に応じてmanifestファイル編集
$ copilot pipeline deploy -b aaa --yes

##########

# Bでapplication作成
$ AWS_PROFILE=B
$ copilot app init app_name

# Bでenv作成
$ copilot env --profile B init -a app_name -n stg
# profileやVPCなど適切なものを選択
# 必要に応じてmanifestファイル編集
$ copilot env deploy -n stg

# Bでsvc作成
$ copilot svc init -n frontend
# 必要に応じてmanifestファイル編集
$ copilot svc deploy -n frontend -e prod

# Bでpipeline作成
$ copilot pipeline init -n bbb -p Workloads -u bbbbb
$ copilot pipeline deploy -b bbb --yes

なお、aliasを作成することをおすすめします。
構築段階だとcopilotコマンドの実行回数は多く、毎回 AWS_PROFILE などを指定するのは面倒ですし、指定漏れが起きるためです。
私は以下のようなaliasを設定しています。

alias cop='copilot'
alias copprod='AWS_PROFILE=A copilot'
alias copstg='AWS_PROFILE=B copilot'

注意点

一つのアカウントにだけあればよいリソースもできてしまいます。
それは人によりますが、ECRは一つだけにしたい、という方はいる気がします。

参考

公式ドキュメントの以下の2つは必ず読みましょう。

どのリソースがアカウント共通かenvのアカウントごとにできるかは、以下のスライドがひじょうにわかりやすいです!

おわりに

おわり

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