📺 この記事は YouTube チャンネル きなこもっちーのテック深掘り の動画解説記事です。
▶️ 動画はこちら → Haiku 5.5は90%安い?10万トークンの壁で変わる損得
🐹🦜 この記事に登場する2匹
- 🐹 もっちー (ハムスター)… AI はまだ勉強中。「それどういうこと?」と素朴に質問する生徒役
- 🦜 きなこ (セキセイインコ)… AI で調べものをこなす解説役。やさしく深掘りして教える先生役
この記事は2匹の掛け合いを書き起こした形式です。発言の先頭にいる絵文字+名前が話者です。
はじめに
🐹 もっちー「きなこ!新しいHaiku 5.5って、90%オフなんやろ!?おやつ買い放題やん!」
🦜 きなこ「待って。その90%は、AIに送るプロンプトが10万トークン以下のリクエストの話なの」
🦜 きなこ「10万トークンを超えると50%引き。リクエストの約9割が10万以下という前提の平均だと、約75%安くなる計算なんだよ」
🐹 もっちー「えっ、そんなに違うの?ぼくの使い方は、どっちなんだろう」
🦜 きなこ「米国時間の10月7日に出たHaiku 5.5は、10万トークン以下のリクエストが多い使い方ほど、90%引きに近づくの」
🦜 きなこ「しかも実は、同じ文章でも、トークンの数え方が変わってるんだよ」
🐹 もっちー「数え方が変わる!?そんなん、ずるいやん!」
🦜 きなこ「どの仕事なら得をして、どこで目減りするのか。一緒に見ていくね」
90%と75%、どっちが本当?
🐹 もっちー「でも、条件つきの値引きって、なんかややこしいなあ。結局ワイはとくなん、損なん?」
🦜 きなこ「単価だけ見れば、どの料金帯でもHaiku 4.5より安いの。差がつくのは、どこまで安くなるか、なんだよ」
🦜 きなこ「まず、前のHaiku 4.5は、100万トークンあたり、入力1ドル、出力5ドルだったの」
🐹 もっちー「1ドルでも、ぼくのおやつ代からしたら大金だよ……」
🦜 きなこ「Haiku 5.5は、プロンプトが10万トークン以下なら、入力0.1ドル、出力0.5ドル。これで90%減なの」
🐹 もっちー「トークンって、文字の数みたいなもの?」
🦜 きなこ「文字の数とは少し違って、AIが文章を区切って数える単位なの。プロンプトは、AIに送る質問や資料のことだよ」
🦜 きなこ「で、プロンプトが10万トークンを超えるリクエストは、入力も出力も高い料金帯になるの」
🐹 もっちー「えっ、出力のほうまで高くなるの?」
🦜 きなこ「入力0.5ドル、出力2.5ドル。Haiku 4.5と比べると、50%減にとどまるんだよ」
🐹 もっちー「おやつの袋が小さいと9割引きで、大きい袋だと半額ってことか」
🦜 きなこ「いいたとえ。その袋の大きさが、1回のリクエストで送るプロンプトの長さなの」
🐹 もっちー「じゃあ、平均75%っていうのは、どこから来たの?」
🦜 きなこ「Haiku 4.5で送られたリクエストの約9割が、10万トークン以下だった、っていう前提で計算した数字なの」
🦜 きなこ「しかもその計算には、新しい数え方でトークンが増えるぶんも、ちゃんと入ってるんだよ」
🐹 もっちー「数え方の変化まで込みで、平均75%なんだね」
🦜 きなこ「だから、長い資料を毎回まるごと送る使い方だと、高い料金帯に入りやすいの。そこは気をつけてね」
🦜 きなこ「ただ、平均には入っていても、自分の見積もりには入ってないかもしれないの。同じ文章で、数えるトークンが増えてるからなんだよ」
同じ文章でも数が増える
🐹 もっちー「待って、同じ文章なのにトークンが増えるって、どういうこと?」
🦜 きなこ「Haiku 5.5は、Claude 4.7から使われてる、新しい数え方を採用してるの」
🦜 きなこ「そのせいで、同じ文章が、Haiku 4.5より約30%多いトークンに数えられるんだよ」
🐹 もっちー「定規の目盛りが細かくなって、同じ長さでも数字が大きく出る、みたいな感じ?」
🦜 きなこ「うん、そのイメージ。増え方は文章の中身によって変わるって、公式の移行ガイドにも書いてあるの」
🐹 もっちー「単価は下がったのに、数える量は増えるんかい!」
🦜 きなこ「計算上は、Haiku 4.5で10万トークンの少し手前だったプロンプトが、5.5では10万を超えることもありうるの」
🐹 もっちー「えっ、知らないうちに、半額のほうの大きい袋になっちゃうってこと?」
🦜 きなこ「だから公式は、Haiku 4.5で測った数を使い回さず、Haiku 5.5で数え直してって言ってるの。見積もりも作り直しだよ」
🐹 もっちー「数え直しかあ。まだ何かあるの?」
🦜 きなこ「あるの。Haiku 5.5は、考える機能が最初からオンになってるの」
🦜 きなこ「考えたぶんも、出力の上限のマックス・トークンズに数えられるんだよ」
🦜 きなこ「上限を小さくしすぎると、答えを書く前に止まっちゃうこともあるんだよ」
🐹 もっちー「考えすぎて、答える前に時間切れってこと?じゃあ上限は大きめにしておかなきゃだね」
🦜 きなこ「じゃあ、そこまで気をつけて、どんな仕事を任せればいいのか。実は公式は、上のモデルに残したほうがいい仕事まで書いてるの」
Haikuに何を任せる?
🐹 もっちー「でも、これまでで一番安くて速くて賢い小型モデルなんやろ?ほな、全部Haikuでええやん!」
🦜 きなこ「気持ちは分かるよ。Anthropic自身が、そう紹介してるもんね」
🦜 きなこ「公式が挙げてる得意な仕事には、要約、分類、振り分けのルーティング、情報の抜き出しなんかがあるの」
🦜 きなこ「それから、上のモデルのもとで動く、サブエージェントっていう役割もそうなんだよ」
🐹 もっちー「サブエージェント?」
🦜 きなこ「大きな仕事を受けたAIが、細かい下調べを別のAIに頼むの。その頼まれ役のことだよ」
🐹 もっちー「親分が子分に、ひまわりの種の数を数えといて、って頼むみたいなもんだね」
🦜 きなこ「そう。でも公式は、複雑なエージェント型のコーディングなら、Sonnet 5.5やOpus 5.5がよい選択だって書いてるの」
🐹 もっちー「えっ、作った会社が自分で、そこは上のモデルのほうがいいって言ってるの?」
🦜 きなこ「そうなの。先に言っておくね。ここから出す数字はAnthropicが自分で測ったもので、外部の検証は今のところ確認できてないの」
🦜 きなこ「エージェント型のコーディングを測るテストで、Haiku 5.5は39.2%、Sonnet 5.5は70.6%って発表されてるの」
🐹 もっちー「下調べは子分に頼んで、込み入った仕事は親分がやるってことか」
🦜 きなこ「うん。Anthropicの発表では、Cognitionが、Opus 5.5を主役に、Haiku 5.5を相棒にした組み合わせを紹介してるの」
🦜 きなこ「まとめると、要約や分類はHaiku、複雑なエージェント型のコーディングは上のモデルがよい選択、っていうのが公式の書き方なの」
🦜 きなこ「任せる仕事が決まったら、次は乗り換え。ところが、今まで通ってた書き方が、エラーで返ってくることがあるの」
乗り換えで止まる3つの書き方
🐹 もっちー「エラーって、ぼくのアプリが止まっちゃうってこと?」
🦜 きなこ「Haiku 4.5で通ってた書き方の中に、400エラーで返されるものがあるの。その送り方は受け付けられない、っていう返事だよ」
🦜 きなこ「代表的なのは3つ。1つ目は、考える量をトークン数で指定する、バジェット・トークンズっていう書き方」
🦜 きなこ「代わりに、考える量はエフォートで選ぶの。Haikuで選べるのは今回が初めてで、最初の設定はミディアムなんだよ」
🐹 もっちー「考える時間をきっちり決めるんじゃなくて、しっかりかほどほどか、みたいに選ぶんだね」
🦜 きなこ「2つ目は、テンパラチャー、トップピー、トップケーっていう、答えのばらつきを調整する設定」
🦜 きなこ「既定じゃないあたいを入れるとエラーになるの。外して、どう答えてほしいかはプロンプトで伝えるんだよ」
🐹 もっちー「今まで細かく調整してた人ほど、ひっかかるやつやん!」
🦜 きなこ「3つ目は、アシスタント・プレフィル。会話の最後を、AIの発言の書き出しで終わらせる書き方なの」
🐹 もっちー「作文の書き出しだけ先に書いといて、続きを書かせるやつ?」
🦜 きなこ「そう。Haiku 5.5では、考える機能をオフにしてもエラーになるの。最後はユーザー側の発言で終えるんだよ」
🦜 きなこ「出力の形をそろえたかったなら、決まった形で答えさせる、構造化出力っていう仕組みに置き換えるの」
🦜 きなこ「ほかにも細かい変更があるから、公式の移行ガイドで確かめてね」
🐹 もっちー「なんで今まで通ってたのに、急にダメになるの?ぼくの頭はもういっぱいだよ……」
🦜 きなこ「理由まではここでは追わないね。大事なのは、どう直せばいいかが、公式の移行ガイドに並んでることなの」
🦜 きなこ「大丈夫。これをまとめて直す手が、Claude Codeにあるの。ただ、それでも人が決めることが1つ残るんだよ」
直す前に、仕分ける
🐹 もっちー「ほな、その手を使えば、乗り換えは全部終わりなん?」
🦜 きなこ「Anthropicのプログラミング用AI、Claude Codeで、クロード・エーピーアイっていう機能に、Haiku 5.5へマイグレートしてって頼むの」
🦜 きなこ「モデル名の置き換えに加えて、必要ならさっきの書き方の修正や、エフォートの調整までまとめてやってくれるの」
🦜 きなこ「最後に、人の目で確かめる項目のチェックリストも出してくれるの。直す範囲も、先に確認してくれるんだよ」
🐹 もっちー「じゃあ、人が決めることって、何が残るの?」
🦜 きなこ「どの仕事をHaikuに回すか、なの。ツールが直すのは書き方で、回す仕事を選ぶのは人なんだよ」
🐹 もっちー「全部Haikuにしちゃったら、さっきの込み入ったコーディングまで、子分に回っちゃうもんね」
🦜 きなこ「その通り。しかもその仕分けは、コードを1行も書かなくても、今日のうちに紙1枚でできるの」
まとめ
🦜 きなこ「今日のまとめね。Haiku 4.5と比べた90%減は、プロンプトが10万トークン以下のリクエストの話なの」
🐹 もっちー「同じ文章でもトークンが増えるから数え直して、込み入ったコーディングは親分に残すんだったね」
🦜 きなこ「今日やることは1つだけ。いまAIに頼んでる仕事を3つ書き出して、Haikuに回せそうなものに丸をつけてみてね」
🐹 もっちー「書き出して丸つけるだけか。ひまわりの種を数えるより簡単やん!」
🦜 きなこ「回す仕事が決まっていれば、書き方の直しは、さっきのマイグレートに手伝ってもらえるよ」
🐹 もっちー「この仕分けの図、あとで見返したいから保存しとこ!」
🐹 もっちー「そういや飼い主、晩ごはんの献立を聞くだけでも、一番高いモデルつこうてそうやな」
🦜 きなこ「ふふ、それは言わないであげて。でも、ちょっとありそうなの」
🦜 きなこ「みんなは、Haikuにどんな仕事を任せてみたい?コメントで教えてね」
🦜 きなこ「上のモデルを主役に、Haikuを相棒にした組み合わせが、どこまで働けるのか。そこもいつか深掘りしたいね」
🐹 もっちー「楽しみだね。それじゃ今日はこのへんで!」
きなこもっちーのテック深掘り では、AI/LLM を中心としたテック全般をハムスター(🐹 もっちー)とセキセイインコ(🦜 きなこ)の掛け合いで楽しく解説しています。
▶️ 動画で観る → Haiku 5.5は90%安い?10万トークンの壁で変わる損得
👍 この記事が役に立ったら LGTM・ストックしてもらえると励みになります!
📺 チャンネル登録はこちら → きなこもっちーのテック深掘り
🔗 他の解説動画も見る → きなこもっちーのテック深掘り の動画一覧


































