はじめに
マネージャーになったばかりの頃は「何ができていて、何ができていないのか」が分かりづらいものです。わたしも去年一年はそうでした。
マネージメントはスキルであり、最初から完璧にこなせる人はいません。
重要なのは、定期的に自分の立ち位置を確認し、少しずつ改善していくことです。
本記事では、わたしの経験を反省を抽象化し、マネージャー初心者が今のチーム運営を振り返るためのチェックリストをまとめます。
もしよければご活用ください。
このチェックリストの使い方
- すべて「できている」必要はありません
- できていない項目を責めるためのものではありません
- 気になる項目を1つ選び、次の行動につなげることが目的です
定期的に見返すことで、変化にも気づきやすくなります。
マネージャー初心者向けチェックリスト
1. チームの目的と期待値を説明できるか
- チームとして何を達成するのか言語化できているか
- 今、何を優先しているのか説明できるか
- メンバーに期待している役割が明確か
目的が共有されていないと、マネージャーの判断もメンバーの行動もバラバラになります。
2. メンバーが安心して意見を言える状態か
- 困っていることを早めに相談できているか
- 失敗やミスが責められる雰囲気になっていないか
- 意見が立場や経験年数で封じられていないか
心理的安全性は、成果を出すための前提条件です。
3. 判断を一人で抱え込みすぎていないか
- すべての決定を自分がしなければならない状態になっていないか
- メンバーに任せられる判断を奪っていないか
- 「自分がいないと回らない」状態を作っていないか
健全なチームほど、マネージャーがいなくても一定は回ります。
4. メンバーの仕事を把握しすぎていないか
- 細かい進め方まで口を出していないか
- 結果より手段を管理していないか
- 信頼より管理が先に立っていないか
管理しすぎは、メンバーの主体性を奪い、成長を止めます。
5. 定期的な対話の場があるか
- 1on1など、個別に話す時間が取れているか
- 業務以外の悩みも拾えているか
- 一方的に話す場になっていないか
対話は、問題が大きくなる前に気づくための重要な手段です。
6. フィードバックが成果だけに偏っていないか
- プロセスや姿勢についても触れられているか
- 良かった点をきちんと伝えているか
- 評価と改善の話を混同していないか
フィードバックは、成長のための情報共有です。
7. チームの負荷を把握できているか
- 忙しさが特定の人に偏っていないか
- 無理なスケジュールを常態化させていないか
- 疲弊のサインを見逃していないか
短期的な成果より、持続的に動ける状態を作ることが重要です。
8. 改善を継続的に行えているか
- 振り返りの場があるか
- 出た改善案が実行されているか
- 同じ問題を何度も繰り返していないか
改善が止まったチームは、気づかないうちに停滞します。
9. 自分自身の状態を振り返れているか
- 無理をしすぎていないか
- 一人で抱え込んでいないか
- 相談できる相手がいるか
マネージャー自身が潰れてしまうと、チームも長くは持ちません。
チェックリストを活かすために
このチェックリストは、「できていない自分」を見つけるためのものではありません。
- 1つ気づく
- 1つ直す
- また振り返る
この繰り返しが、マネージャーとしての成長につながります。
おわりに
マネージャーの仕事は、答えを出し続けることではなく、チームが考え、動ける状態を作ることです。
初心者のうちは、迷って当然です。
だからこそ、定期的に立ち止まり、基本に立ち返ることが大きな助けになります。
本記事のチェックリストが、マネージャーとしての一歩を支える材料になれば幸いです。