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JavaScriptの変数管理 (宣言、初期化、代入の違い)

Last updated at Posted at 2024-08-08

アジェンダ

JavaScriptの変数管理においての、宣言初期化代入の概念について簡単にまとめます。

1. 宣言(Declaration)

変数の宣言は、その変数をJavaScriptのメモリ空間に確保することです。varletを使って変数を宣言します。

  • var
var x;
  • let
let y;

宣言された変数は、それが属するスコープ内で使用可能になります。

  • const(宣言ができない)
    constキーワードを使って変数を宣言する際に値を指定しないと、SyntaxErrorが発生します。
// エラーが発生する
const z;

エラー内容

SyntaxError: Missing initializer in const declaration

constは「定数」という名前が示すように、その値が変更されないことを保証しているため、constで宣言された変数には、宣言と同時に値を割り当てる必要があります。
値を指定しない宣言は意味を成さず、エラーとして扱われます。

2. 初期化(Initialization)

初期化は、変数に初めて値を設定することです。宣言時に同時に初期化することも可能です。

  • varの宣言と初期化
var x = 10;
  • letの宣言と初期化
let y = 20;
  • constの宣言と初期化
const z = 30;

constの場合、宣言時に必ず初期化が必要です。varletは宣言時に初期化しなくても構いませんが、初期化されるまではundefinedの値を持ちます。

3. 代入(Assignment)

代入は、既に宣言されている変数に値を設定することです。これは初期化後でも行うことができます。

  • varの代入
var x;
x = 10;
  • letの代入
let y;
y = 20;
  • constの代入(再代入不可)
    constは再代入ができないため、一度初期化した後に値を変更することはできません。
const z = 30;
// z = 40; // エラーが発生します

具体例を通じて理解する

// 宣言
let a;
var b;
// const c; // エラーが発生します

// 初期化
a = 10;
b = 20;
const c = 5; // 宣言と初期化を同時に行う

// 代入
a = 15; // aは再代入可能
b = 25; // bも再代入可能
// c = 30; // エラーが発生します

まとめ

  • 宣言は変数をメモリに確保することです。
  • 初期化は変数に初めて値を設定することです。
  • 代入は既存の変数に新たな値を設定することです。

参考

JavaScript | 変数への値の代入と変数の初期化

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